…鬼門を護る動物の像は何か?

 

 

赤山禅院は仁和4年、

第4世天台座主・円仁の遺命により

創建された延暦寺の別院を始まりとする。

 

本尊は本堂ではなく

本殿に赤山明神を祀り、

鳥居や拝殿も構える

神仏習合の寺院として知られる。

 

赤山明神の唐名は、

陰陽道祖神・泰山府君(タイザンフクン)。

 

 

 

 

人間の寿命や健康、福禄を

司る神として崇敬を集め、

同院は「都七福神まいり」

の福禄寿を担っている。

 

 

又、同院は平安京の北東

(表鬼門)に位置する事から、

方除けの神としても信仰を集める。

 

 

拝殿・屋根上には

鬼門守護としてサルの像が据えられ、

京都御所の猿ケ辻に祀られる

サル像と一対で都を護ると云う。

 

尚、同院のサル像は

金網の中に入れられ、

猿ケ辻と同様、

夜になると暴れ出し

悪戯をするのを防ぐ為とされる。