…餡を包んだ「長五郎餅」は、

何処の神社の門前名物か?

 

 

「長五郎餅」は、

長五郎餅本舗が製菓する「北野天満宮」の門前菓子。

 

その歴史は天正年間に遡り、

天満宮の縁日に現れては、

餅皮で包んだ餡餅を売る老人がいた。

 

名を河内屋長五郎と云々。

 

天正15年10/1に秀吉は

天満宮の松原で大茶会「北野大茶湯」を催す事とし、

身分に関係なく市中の人々に参加を呼びかけ、

松原は多くの茶屋でひしめき合った。

 

長五郎も茶店を設け、秀吉に餅を献上。

 

秀吉は大層気に入り「長五郎餅」と名付けたと伝わる。

 

 

 

長五郎餅は、

やわらかで薄い羽二重餠で、

漉(コ)し餡玉を包んだ上品な味わい。