…「特別保全修景地区」制度を設けたが、

その最初の指定地区となったのは何処か?

 

 

 

「特別保全修景地区」の制度は、

都市市街地景観条例

(現・京都市市街地景観整備条例)に基づいて

歴史的な街並みを守る趣旨で、

まず「産寧坂地区」(東山区)

と「祇園新橋地区」(同区)が指定された。

 

昭和50年の文化財保護法改正で

「伝統的建造物群保存地区制度

(伝建地区)が出来た事に伴い翌年、

2地区は伝建地区に指定された。

 

 

昭和54年には、

愛宕街道沿いに集落が連なる「嵯峨鳥居本地区」

 

 

昭和63年には、

社家町のある「上賀茂地区」(北区)が追加指定されている。

 

4地区は伝建地区の中でも特に価値の高い

「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、

平成7年、

産寧坂地区に石塀小路(イシベコウジ)地区が加えられた。