…遍路の行程を1日で巡る事が

できると云う砂は、

何処の霊場のものか?

 

 

毎年9/21~23に催される

「今熊野観音寺のお砂踏法要」は、

弘法大師ゆかりの「四国88カ所霊場

を巡る四国遍路を、

現地に出掛けられない人や

足腰の衰えた高齢者でも、

京都にいながら1日で達成し、

全ての霊場を巡拝したと

同じ功徳が積める様にと、

昭和28年に始められた恒例行事である。

 

 

四国88カ所全ての霊場からお砂を集め、

境内に設けられた道場に

それぞれの本尊を祀って

その前に砂を敷き、

お参りに来た人は1カ所ずつ

「お砂」を踏んでは

仏の前で手を合わせる。

 

こうする事で、

四国の難路を進み88カ所全てに

巡拝したのと同じ功徳が得られると云う訳で、

毎年、大勢の参拝者で賑わう。

 

 

「今熊野観音寺」は、

西国三十三所観音霊場15番札所もある。

 

 

更に「ボケ封じ」や

「頭痛封じ」のご利益で知られ、

境内各所にそれぞれのお堂が建っている。