…「立華」を立てた人物は?

 

 

平成29年公開の映画『花戦さ』は、

初代・池坊(イケノボウ)専好(センコウ)」が、

秀吉の暴政に「立華」の力で立ち向かう物語。

 

 

 

クライマックスで登場するのが、

文禄3年、秀吉の御成を迎える

前田利家邸で立てられたとされる大砂物で、

『文禄三年前田亭御成記』によれば

大広間三之間の四間床(幅7m余り)に飾られ、

「池坊一代之出来物」と評価された。

 

砂物とは、

立華の一類型で、

器の表面に砂を敷き詰める事からこの名がある。