…「鎮火の神」として

庶民の信仰を集める神社は?

 

 

 

京都の台所では、

「火の用心」ならぬ「火廼要慎(ヒノヨウジン)」

のお札が貼られているのをよく見かける。

 

 

 

この御符を授与して頂けるのが、

鎮火の神・愛宕神社で、

3歳までにお詣りすると生涯、

火難を免れる

(愛宕の三ツ参り・3歳詣り)とも云われる。

 

京の人々には身近で

親しみのある火の神様だが、

神社は愛宕山(924m)の山頂に在る。

 

 

戦前までは参詣用の電車

とケーブルカーがあったのだが、

今は健脚に頼るのみ、

しかもかなり厳しい山道なので、

「千日詣り」を参詣の機会にする人は少なくない。