…新しい技術を伝えた氏族は?
「秦氏」である。
5世紀後半頃に葛野地方へ進出し、 葛野・太秦を本拠地としたとされる。
桂川に「葛野大堰(オオイ)」を設置して 治水に成功するなど土木技術に長けていた。
また、養蚕技術にも優れ、 絹・綿・糸の生産や機織に従事する 多くの部民や秦人を配下に 大きな経済力を蓄えた。
蛇塚古墳・石室
その首長墓とされる「蛇塚古墳」は 右京・太秦にある全長約75mの前方後円墳で、 被葬者は「秦河勝」との説がある。
河勝が建立したと云う、 太秦の広隆寺は飛鳥期の氏寺である。 |