【63】摂政となるのは、

延長8年・朱雀天皇が幼少で

践祚(センソ・天子の位を受け継ぐ事)した際に、

外戚の藤原忠平以来で、

 

道長

この後、

「天皇が幼少の間は摂政を、成人の後は、関白を置く」

のが通例となった。

 

 

摂政は天皇に代って万機を摂行(セッコウ)する職、

又はそれを任とする者を云う。

関白は天皇を補佐して政務を執り行う職。

両者は類する職位から併せて「摂関」とも云う。

 

 

明治維新になって摂関制が廃止されるまで、

摂政は900年以上に渡り存続し、

その間延べ60人、実人員46人に及んだ。