真言宗泉涌寺派総本山「泉涌寺」は、 天長年間に弘法大師が建てた草庵を 「法輪寺」と号したのが始まりとされる。
皇室とのゆかりが深く、 歴代天皇・皇后の陵墓や 尊碑が祀られ「御寺(ミテラ)」と呼ばれる。
鎌倉初期に宋で学んだ 俊芿(シュンジョウ)が大伽藍を建て、 真言・天台・禅・律の四宗兼学の寺とした。
「楊貴妃観音」と呼ばれる南宋伝来の 「木造観音菩薩坐像(重文)」は観音堂に安置されている。
一族の重用で民に恨まれた楊貴妃は、 古代エジプト女王・クレオパトラ、 小野小町と共に絶世の美女と謳う俗説もある。
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