…築かせた人物は誰か?
「御土居」とは、天正19年、豊臣秀吉によって 構築された洛中の市壁(土塁)である。
堀が併設されており、 当時は ・土居堀 ・京廻ノ堤(キョウマワリノツツミ) ・新堤 ・洛中惣構(ソウガマエ)などとも呼ばれた。
竹が植えられ、 当初の出入口は10カ所とされる。
江戸期の絵図によれば、 北は鷹峯・紫竹、 東は鴨川右岸、 南は九条通、 西は紙屋川・千本通辺りに位置し、 当時市街化していなかった農村部を含め、 京都・洛中を広く囲んだ。
聚楽第を中心とした豊臣政権の首都として、 応仁の乱後、 復興途上の京を再開発したものと位置付けられている。
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