京都市街地の西北、 嵯峨野の最も奥に位置するのが 「嵯峨鳥居本」である。
保存地区は愛宕街道に沿った約600m、 面積約2.6ヘクタールの地域。
「くずや」と呼ばれる 茅葺・平屋建ての農家風の建物や、 格子のある「むしこ造」の 町家風の建物が立ち並び、 それらが周囲の美しい自然環境と 一体化して風趣ある佇まいを示している。
昭和54年に、 重要伝統的建造物群保存地区に指定された。
尚、 愛宕街道脇にある「厭離庵(エンリアン)」は、 定家の小倉山荘跡で、定家が百人一首を撰した所である。 |