…近年、ある競技関係者 の参拝が多いが、その競技とは?
伏見深草の藤森神社の起源は古く、 平安期以前に遡る。
三韓遠征から凱旋した 「神功皇后」が軍旗や武具を この地に納めて祀ったのが始まりで、 周辺に在った3つの神社が 統合されて現在の形になったと伝えられる。
その名残から本殿には 3つの座(中座・東座・西座)があり、 12柱を祀る。
最も古い歴史を持つのが中座で、 素戔嗚命(スサノオノミコト)を祀る。
5/1~5に行われる藤森祭は歴史が古く、 東殿(東座)に祀られる 舎人親王に由来すると云う。
祭のハイライトである駈馬神事は 曲乗りの様な馬術を競う競技で、 西殿(西座)に祀られている 早良親王が陸奥(ミチノク)の征討に 向かう様子を再現したのが始まりと云う。
藤森祭は菖蒲の節句(端午の節句) 発祥の祭りとも云われ、 節句に飾る武者人形には 同社の祭神が宿るとされる。
今では、 駈馬神事と菖蒲(=勝負)の 語呂合わせから勝運・馬の神として、 競馬関係者、 競馬ファンが数多く参拝に訪れる。
境内には2つの「紫陽花苑」があり、 6月には様々な種類の アジサイが見事な花を開く。
毎年6/15に「紫陽花まつり」が行なわれ 「紫陽花の宮」としても知られている。
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