…樹木・キノコ・野鳥・昆虫など

自然の宝庫でもある苑地は?

 

烏丸丸太町の北東にあるのは、

・京都御所

・大宮御所

・仙洞御所

・京都迎賓館

などを抱えた広大な「京都御苑」である。

 

東西700m、南北1300m、

敷地面積63ヘクタール(甲子園球場の約50倍)。

 

 

 

 

 

 

皇居が東京に移り、

御所周辺が荒廃状態に

陥っていた明治10年、

明治天皇はその荒れ果てた

様子を悲しまれ、

「御所保存・旧観維持」の命が京都府に下された。

 

これを受けて直ちに

「大内保存事業」が開始され、

明治16まで続いた。

 

その後は、

宮内省が御苑の管理を行い、

戦後になって新たに厚生省の管理の下、

「国民公園京都御苑」が発足した。

 

 

自然が豊かで、

例えば樹木は松、

多種の桜、梅、桃、エノキ、イチョウ、カエデなど5万本、

苑内に生育する草本は500種に及ぶ。

 

野鳥もヤマガラ、ジョウビタキ、トラツグミ、エナガなどが訪問、

夏場にはアオバズクのヒナの巣立ちが見られるなど、

100種以上が確認されている。

 

又、

ムラサキシジミ、アオスジアゲハ、ルリタテハ

など50種を超えるチョウや、

サルノコシカケ、オニフスベ、マツカサタケなど

400種を超えるキノコ類も確認されている。