【97】祇園甲部歌舞練場で公演され、

京の春に華やぎを添える。

 

「附博覧」と云われた博覧会の余興は、

後に京都府知事となった

槇村正直・府参事がアイデアを出し、

京舞井上流3世家元

・井上八千代(片山春子)が振付けをした。

 

芸舞妓224人の踊り子が

7組に分かれ交替で出演、

あでやかな踊りを披露した。

 

都をどりの会場は明治6年に

建仁寺塔頭・清住院跡を歌舞練場に

改造して博覧会後の公演に使用していたが、

大正2年に現在地に移転した。