…淀城主・永井尚政が再興した寺院は?

 

 

 

宇治七名園とは、

京都・宇治に在った7つの茶園の事で、

室町期に宇治茶園の代表とされた茶園。

 

伝承(『烏鼠集(ウソシュウ)』)によれば、

足利義満の「森」「川下」、

斯波氏の「朝日」、

佐々木京極氏の「祝」「奥山」、

山名氏の「字文字」、

「上林」が加わって七園と称された。

 

その「朝日茶園」が在ったとされるのが

現・「興聖寺(琴坂の紅葉が著名)」で

宇治川畔に所在する。

 

同寺は曹洞宗で、

嘉禎2年、道元が伏見・深草に

道場として開創、その後廃絶したが、

慶安2年淀城主・永井尚政(ナオマサ)が菩提寺として再興。