「不焼寺(ヤケズノテラ)」と呼ばれるのは、

上京・紋屋町の

法華宗真門流総本山・本隆寺である。

 

妙顕寺から日真(ニッシン)が独立し、

長享2年に四条大宮に本隆寺を創建した。

 

後柏原天皇の外護(ゲゴ)を得て

日蓮宗・洛中二十一カ寺本山の一つとして栄えた。

 

・宝永5年の大火

・享保15年の西陣焼け

・天明8年の大火を免れたので「不焼寺」と呼ばれる。

 

又、祖師堂・前の松は、

その葉を枕の下に敷くと

子供の夜泣きが治まると云われ、

「夜泣き止めの松」の名がある。