1月27日、28日と東京は日本青年館ホールでのシラの恋文、前楽と大千穐楽に行って来ました。





大千穐楽は1階席14列目という舞台全体が見渡せ、肉眼でも演者の表情がわかる!とても良い場所からの観劇となりました。この日同行しチケットを取ってくれた娘に感謝です😊






大千穐楽。通算42回目となる公演のラストを飾るに相応しい素晴らしい舞台でした。

  


ただただ輪廻の恋の世界に身を委ねて、その刹那と切なさと生への希望、そして未来へ続く数多の有限の生命を感じることができた、温かい気持ちが残る舞台でした。




演技巧者ばかりが集まってその世界観も役柄もそれぞれが愛し、リスペクトし合って創り上げたシラの恋文は、回を重ねることによって、観る側に豊かな想像力を与えてくれて。演劇という表現世界を存分に味わうことができました。



本当に不思議な物語で、視覚や聴覚が物理や医学用語や時代劇や狂言、落語に囚われて頭で考えてしまうととても難解なものになってしまうけれど、ただ単純にその世界を漂い、感じられれば良い、そんな舞台でした。


同行した我が娘は、シラの恋文という100分の作品は、とても好きな世界で感動、とても満足と言っておりました。


シラの言葉を借りれば 心に留め置きました というところでしょうか。






観終わって何日経っても、その儚くて白く光るシラの幻影と温かさが心に残っています。




鮮烈に心にインパクトを与える舞台も魅力的ですが、心に奥深く染み入る舞台もまた一興。





5回のカーテンコールに応える舞台上の剛くんの表情は、とても慈愛に満ちて、そして大きくやさしく。

草彅剛という役者のまた新たな財産になったのではないかと思われる舞台でした。








後日、剛くんとの共演が多い西尾まりさんがご自身のインスタライブで、

「シラを(シスの)社長が剛くんでと決めた時点で勝ちでしょう。他に誰がいる?いないよね」と。


素敵な言葉いただきました。