いやー参りました。

朝から涙涙涙。



お母さんツヤの死からの弟六郎の出征と戦死。そして父梅吉との関係。

ここ2、3週間のブギウギ は怒涛の展開で、その心情を丁寧に汲み取りながらの演者の大げさでない各自の力量で、これでもかと思うほど、心を揺さぶり続けてきて、

そしてこの週の、

スズ子の歌手としての心の在処を自身が見つけ出すまでの苦しみと葛藤が。



もうねー、趣里さん見事👏👏👏です。





歌を歌えなくなったスズ子のために羽鳥が作った、大空の弟。

今週のメインタイトルが大空の弟で、まず週の頭の月曜日に弟の戦死が告げられ、それでのこのタイトルかと思っていたら、

実際に作曲者の服部良一さんが笠置シヅ子さんのために書き下ろした、音源化されていない楽曲だった、という。

そして何と2019年に服部家からその楽譜が出てきた!という、奇跡のような本当のお話。



当時の人はともかく後世に伝わることもなく、静かな時間の中にいた弟の歌が、2023年の現在、半生を描いたドラマの中で日の目をみた!なんともドラマチックです。





そしてそして、ブギウギで披露された大空の弟。



何という歌詞なんでしょう!当時の笠置さんのやり切れない思いと弟と父へと向けた心情を、どストレートに綴った、凄い歌でした🎤



劇中の羽鳥善一はとてつもない大きさでスズ子を包み込み、決して押し付けることもなく道を照らし続けている人物で、きっと本当の服部先生と笠置さんの関係も、まさに師弟という言葉がピッタリな関係だったのでは、と。




朝ドラという毎朝15分の中で、一話全編をほぼ歌唱シーンで収めた演出陣に拍手👏です。そしてそれに応えた全出演の演技、表情はどれを取っても素晴らしかったです。



感動しました。






大空の弟は、2019年11月、歌手の神野美伽さんによる笠置さんの人生を描いた舞台でも歌われたという。