あー何というか、人間臭いドラマなんだな、って思った第9話。



鶴巻vs鷲津の攻防はまだまだ続く。


職責を離れた所轄警察署の元署長から、幹事長が泰生の事件の隠蔽の指示をしたという事実を聞き出し、すぐさま世間に広めた亨さん。


あっという間に悲劇の父親から真実を追求するヒーローになってしまったようです。


追い風っていうんですかね。総理の後押しもあって、クリーンボーイ鷲津は総理補佐官にまで抜擢されて。


まんまと幹事長も失脚させたけど。




なんていうか、隠蔽や口封じのための異動、起こってしまったことに対して極めて他人事な言い回しとか、イメージアップのための登用とか、秘書の仕業とか、やっぱりすごーい既視感。



そして力を持ちはじめると、人はより強くなりたいと思ってしまうのが、人間の持っている弱さなのね。



20年以上も政界の裏方として働いていた亨さんにとって、ある意味犬飼さんや虻川さんが反面教師になっていたんでしょうね。良いも悪いも処世術は嫌というほど身につけているわけで。





あーあー。

惜しいものはない、と鶴巻に啖呵を切り、自分の力を使って弱者を掬い上げたいという理念の鷲津亨は?どこへ。




総理室で諭され、幹事長と手打ちの握手をした鷲津の目が、とても冷たくて。何かに取り憑かれてしまった亨がいましたね。




挙げ句、事実の揉み消しや保身のための秘書への押し付けなんてこともしてしまって😱

味方を自分の力でまざまざと手放していることも、厭わない。



変わって行く亨をそれぞれの想いで見つめる鷲津事務所の秘書たち。


虻川は鶴巻さんに拾われて再び亨の前に立ちはだかるし。


蛯沢眞人は何思う!


怪文書は誰が出したの?



とことん黒くなっちゃうのか!鷲津亨。



家庭もギクシャクしそうだし。

いやはや大変な展開になってきました。




これが視聴者をも巻き込む鷲津亨の壮大な罠だったりして。