3年7か月続いたOggiの連載「絶対的好感論」がいよいよ最終回を迎えました。サブタイトルがその男、誠実につき。というこの連載のグラビアを含めた全てのセンスがとっても好き。
この4年弱の間に草彅剛やSMAPにはとてつもなく計り知れない事象が起こっていて、表層部分でしか感じることができない自分たちにとっても、特にこの一年強は暗闇の中の迷路にいるようで、閉ざされた息苦しさと、誰にも助けてもらえない焦燥感と絶望感がありました。そんな時でも、毎号投げかけてくれる彼の言葉は、生来の明るさと前向きさで、嘘のない地に足がついた一筋の光のようなものでした。今ある環境の中で腐らず、豊かに過ごす姿に、その心中を勝手に慮って少し切なくなったりもしました。
だけど、やはり本当は、後ろから頭を殴られるような思いをしていたんですね。
サラッと読み過ごすことはできない言葉にぶつかり、胸が痛くなります。そんな思いを耐え、乗り越え、やっと心と心が繋がり合える信頼すべき仲間たちと、晴れて新しい地図としてスタートを切ることができて、本当によかったと心底思います。
いつか言っていましたね。時間が解決するということもあると。
今が正解か解決なのかは誰にもわからないけれど、踏み出したその姿にはたくさんの人の笑顔と拍手が続いています。

草彅剛43歳。掛け値無しのいい男になりました。そんな彼の今を切り取り、見させてくれた絶対的好感論にお礼を申し上げます。