互いの足りない、欲していたものを補うかのように惹かれあった樹と真琴。
陸は母の温もりを求め樹は守るべき相手としての真琴に甘え、また真琴は満たされない思いを樹親子の温かさで癒そうとした。世間がどんなレッテルを貼ろうと、二人の思いの真実は二人にしかわからないけれど、やはりありきたりな言葉で語られてしまう関係に見えてしまうのは否めないし。
スキャンダルや内部情報の漏洩で窮地に追い込まれた集団訴訟。
そこにホールディングス側の隠蔽マニュアルを海斗が持ち込み。
息子の自殺が隠蔽されたという事実は単なる個人の問題では終わらず肥大化していた御厨ホールディングスの罪。
利人にどれほどの良心があったのかは定かではないが。事実隠蔽に関しては初めから反対をしていたけれど、それは時代に相応しくないという理由だけのようにも見れたし。
触るな!は
御厨ホールディングスの息の根を止めた一言でしたね。
利益優先などとは程遠い場所に遺品整理人は存在し、生きている間に届けることのなかった故人の思いを伝える、ある意味顧客の聖域に入らざるを得ない仕事。
10年もの間人の命の尊厳を蔑ろさにしていた会社などに踏み込められる場所ではないと、樹の魂の叫びが届いたのか
はたまた自社の都合のために買収した会社の存在が明るみに出てしまう、ということが頭を掠めたのか、
利人は会見を開き会社の全ての非を告発した。
あたかも真琴が手がけているまおうの森の話と符合するように、魔王からの呪縛が解けた、
展開でした。
声変わりした陸が突然登場した時にはびっくりしたけれど、樹と真琴にはそんな時間の流れも必要であったと思わせてくれたラストシーンでした。
余命3ヶ月の依頼者の生前整理から巨大企業の闇が暴かれて、
人の命の尊厳を巡り織りなされた数々のドラマ。
人の思いの危うさ。
とても人間臭い主人公たちであったと思います。
そして酷暑の撮影と癒しのエピソード、動画をアップしてくれたスタッフ様に本当に感謝です。
番組からのプレゼントも良い思い出となりました。