十善戒とは、
「十項目からなる、善なる戒め」です。
「善」とありますが、仏教でいう善は、
「最終的に自らに安楽をもたらす行為」を意味します。
「戒」というのは、
自分で決断して、自主的に行うものです。
*十善戒 原文*
弟子某甲 (でしむこう)
盡未来際 (じんみらいさい)
1)不殺生 (ふせっしょう)
2)不偸盗 (ふちゅうとう)
3)不邪淫 (ふじゃいん)
4)不妄語 (ふもうご)
5)不綺語 (ふきご)
6)不両舌 (ふりょうぜつ)
7)不悪口 (ふあっく)
8)不慳貪 (ふけんどん)
9)不瞋恚 (ふしんに)
10)不邪見 (ふじゃけん)
*十善戒 現代語訳*
仏様の弟子である自分は、
はるか未来の果てまで、
1)命ある、すべての生き物を故意に傷つけず殺さない。
2)与えられていないものを自分のものにしない。
3)ふしだらな男女関係を持たない。
4)いい加減なことを故意に言わない。
5)余分なことはしゃべらない。
6)乱暴な物言いはしない。(悪口を言わない)
7)他人をケンカさせるようなことを言わない。
8)物いやしく、無暗に欲しがらない。
9)いかなる場合でも怒らない。
10)不純な物や考えをもたない。
という、十の善なる戒めを保つということです。
十善戒の教えは、
遍路旅の道中だけではなく
普段の生活でも心にとどめておくべき
仏様からの訓示だと思います。
十善戒のお話は以上です。
ありがとうございました!
生涯、一度は四国八十八カ所へ巡礼したい。
お大師様と共に、遍路旅に出たい。
しかし・・・
さまざまな事情によって、
(四国から遠い、ご高齢、お体が不自由 等)
諦めているあなた様に代わりまして、
私、橋本克己(香川県丸亀市)が、
代理参拝させていただきます。
正直に・・・
誠実に・・・