去年の10月に書いた日記が出てきたのでシェアしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 アフガニスタンのカブール空港から退去する飛行機にぶら下がるアフガニスタン国民の姿を見て、ベトナム戦争の南ベトナムにおいて、退去する米軍ヘリコプターにつかまって脱出しようとするベトナム国民の映像を思い出した人は少なくないのではないでしょうか。

 

 ベトナム戦争中の反戦運動を後世に残すことから、日本では、国際反戦デーとされています。ベトナム戦争では、枯葉剤が無差別に撒かれ、ベトちゃん、ドクちゃんのような後遺症を追った人がたくさんいます。その一方で、アフガニスタンでは無差別テロや空爆などにより、手足を失った人々は今もなお後を絶ちません。ベトちゃんは残念ながらなくなってしまいましたが、ドクちゃんは今もなお、ベトナム戦争の時の枯葉剤による後遺症の自身の手術、治療にあたった日本の行動に感謝し、そのことを後世に語り継ぎながら、子供にも男の子には富士、女の子には桜という、日本にちなんだ名前をつけるなど、日本に恩返しのできる事業を行っています。

 

 さて、ベトナム戦争後期に生まれた子供たちはいまや40代後半から50代前半の子供を持つ世代になり、ベトナム戦争を実際にテレビで見ていた世代の高齢化が始まりつつあり、同時多発テロが起こった時代に生まれた子供は20歳を迎え、今の小中学生は同時多発テロを知らない世代となってしまったのです。

 

 そんななか、ベトナム戦争に反対する声明として、The Beatlesの「War is Over」や、2016年にノーベル文学賞を受賞し世間を騒がせたBob Dylanの「Blowin' in the Wind」などの数多くの反戦歌が、この平成、令和の時代に最注目されるようになりました。

 

 あれほどまでに、戦争はいけないと語り継いで来ているのにもかかわらず、なぜ、人間というのは、次から次へと新しい兵器を開発し、今では、無人のAI兵器ドローンにまで至ってしまったのでしょうか。

 

 アフガン問題や中東問題、クリミア問題など、数々の戦争や内戦や紛争で数多くの教訓が生まれたはずです。同じ過ちを繰り返している人間は、グローバル化やネット社会が進めば進むほど、後退していく運命なのでしょうか。2010年代中期にはTwitterという世界を秒速でつなぐSNSが開発され、今まで10時間、20時間かけて入ってきたニュースが、10秒、20秒で届いてしまう世の中になって来ています。今までは時間がかかった間に情報が洗練され、時には美化や隠蔽された内容もあるでしょうが、ある程度その道のジャーナリストなどのプロなどが校閲したものが記事になっていました。しかし、今の秒速、いや瞬速での一市民、一武装勢力による投稿は、私利私欲、デマ、偏って間違った情報だけが拡散されてしまうケースも少なくありません。

 

 バイデン現大統領が、所信表明演説において、「アメリカは世界の警察である必要はもうないので、アフガンから完全撤退をする」と言いましたが、これも一理あると感じられますが、地球上の全ての国々が、アメリカをはじめ、私たちの国のように、司法、立法、憲法がきちんと機能しており、まがりなりにも公に意見をのべることができる国ばかりではありません。そのような国々を国際社会がどのように助け合って行くべきなのでしょうか。このような情勢の中、一番辛い思いをするのはいつの時代も子供と女性と障碍者なのではないでしょうか。

 

 

 

(ここからは2022年6月15日のぼやきになります)

 

って、書いているけれど、アフガニスタン爆撃を話している間に、気がついたらウクライナ侵攻が始まってるじゃないかい。

 

というこの一連のくだり、を思い出したきっかけが、とある録画番組をみている時でした。

 

2022年6月3日のNHK-BSの少年倶楽部で、

 

「ふみきゅんの夢キュンステージ」

 

っていうのがありまして(詳細は調べてみてください)

 

そこで、出演者が「We Are The World」を歌ったわけなんです。

 

We Are The Worldは、1985年3月28日に、

 

Band Aid を発足させ、「Do they know it Christmas」を監修した、Bob Geldofに影響された、Harry Belafonteの呼びかけで「USA for Africa」が立ち上げられ、

 

曲はMichael JacksonとLionel Richie, Jr.によって書かれています。

 

この曲を今の令和デビュー世代、そして、これからを担うジュニア世代が歌ったということ。

 

Snow Man、美少年、HiHi Jets、7MEN侍、IMPACTors、なにわ男子

 

最年長でも、1985年よりも後に生まれており、最年少は、9.11同時多発テロの時代に生まれていない世代。

 

そんな、彼らが、この曲をカバーすること、

 

仕事柄、あまり、戦争のことを口にすることが少ないからこそ、

 

カバーであっても、このような機会は大切なものと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは余談ですが、このステージを企画した、

 

河合郁人くんは1987年生まれ、

 

そんな彼でさえ、1985年には生まれていなかったと考えると、

 

We are the Worldって歴史古いんだなぁ…