はあい!
まさか映画「ベルファスト」の中で
大好きな「EVERLASTING LOVE」が聴けるとは思わず
思わず感激した涙ぐんだカイルです。
アカデミー賞で
「パワーオブザドッグ」の対抗馬と言われていた
ケネスブラナー監督の「ベルファスト」ですが
ここ最近の賞レースで失速。
たしかに、アカデミー賞を獲ることはないでしょうが
(「パワーオブザドッグ」と比べると映画としての巧みさや醍醐味よりも
ハートウオーミングな面が印象深いため)
「ああ、見て良かった!」と思えた映画でした。
監督のケネスブラナーは、俳優としても有名で
ハリーポッターの「ロックハート先生」役をはじめ
俳優としても監督、脚本家としても賞レースの常連。
その自伝的な作品です。
1969年、北アイルランドのベルファスト。
そうそう、ベルファストといえば「ガンダム」で
ミハルが登場した街ですね。
ガンダム、今注目のオデッサとか、実在の街がたくさんでてきてましたね。
当時、もうアメリカが月面着陸をしているときに、
いわゆる「北アイルランド紛争」の真っ最中。
プロテスタントの一部過激派が、カトリックを迫害して
街の暴動などがひどかった時代。
日本だと、IRAという名前こそ聞くものの
北アイルランド紛争については、よく知られてないと思います。
ごくごく平凡な1つの過程の、8歳ぐらいの男の子が主人公。
子供には理解しずらい(大人でも理解しずらい)
宗派による争いの中、
子供は子供らしく生き生きと日々を過ごしていきます。
無邪気な主人公ですが、激動の中で、
周囲は少しずつ変わっていきます。
危険な故郷からの移住、
でも全てが故郷にある。
年老いて病に伏した高齢の両親。
そして、初恋。
…と書いていると、重そうに聞こえるかもしれませんが
主人億バディの天真爛漫の可愛さで、
紛争や争い、貧しさの影は色濃いものの
明るく、朗らかに物語は進みます。
有名な役者さんは出演していませんが、
おじいさん役のキアランハインズ、
おばあさん役の賞レースの常連ジュディデンチが
揃ってアカデミー賞ノミネート。
父親役のジェイミードーナンはセクシーなイケメン俳優枠を超えて
数多くノミネート。
主人公の子役ジュードヒルはノミネートを逃してますが
彼の天真爛漫な魅力がこの映画の半分を占めているといってもよさそう。
母親役は、気が付かなかったけど
「アウトランダー」主演のカトリーナバルフ。
おじいさん役のキアランハインズ。
どこかで見たなあ、と思ってたら
「ゲームオブスローンズ」のマンスレイダー役でした!
ジェイミードーナンも「ワンスアポンナタイム」で狩人役。
そのほか、悪役でコリンモーガン(魔術師マーリン)も出演してて
アイルランド出身のTVドラマ俳優が多数出演してたんですね。
ここからはちょこっとネタバレですが、
いやあ、本当に、あのカワイイ主人公や、家族の誰かが
殺されなくて本当によかった!!!
思わず「ああ、ここで終わってよかった!」って思ってしまいました(^^)。
最後に残ったジュディデンチも存在感もさすが!
そうそう、ケネスブラナーが監督した
「マイティソー」。
映画の中でも、自身を投影したであろう少年バディが
コミックを読んでましたね。
たくさん映画も見てた!^ ^
やっぱり映画館で見るといいなあ、と思いながら
Sparklingなひと時を!