はあい!
以前のTVシリーズをチラリ見たけど、挫折した記憶が
なんとなくあるカイルです。
…というのは、60年代が原作の「砂の惑星」シリーズ。
2021年になって、フランスの映画監督
ドゥニ・ヴィルヌーブの持ち味が余すことなく発揮された
SF大作「デューンー砂の惑星」がついに公開。
これが本当に良かったです。
複雑過ぎる世界設定、登場人物、遊びがなくダークで真面目な展開…
スターウォーズやアベンジャーズに軽妙さに慣れた日本ほか世界各国で
同じように受け入れられることはないでしょう。
ですが、マニアにはハマるように作られてます。
カイルは好きです。
もちろん「長い!」「進行が遅い!」「わかりにくい(説明が少ない)!」など
多々あるのですが、
全ては監督の「美学」、そして主演ティモシーシャラメの「美顔」という
2つの「美」によって、オールクリアです。
本当に、ディテールから表現方法からシャラメのアップから、全て美しい。
これはシャラメの美しさと監督の嗜好性がピタっと合わさったからこそ実現した
映画だと思います。
とにかく起承転結や登場人物や世界設定のわかりやすさ、爽快感を
期待して見に行ってはいけません。
でも、これこそまさにIMAXやドルビーシアターで見るべき映画です。
カイルはピカデリーのドルビーシアター初体験でしたが
驚くほどのサラウンド音響で、とてもよかったです。
スクリーンサイズがIMAXより小さかったけど、満足感高い施設でした。
ストーリーについては省きますが、スタッフが豪華!
監督は「メッセージ」でオスカーノミネートして、「ブレードランナー」などを手掛けてます。
さらにキャストが豪華。
ティモシーシャラメ(「君の名前で僕を呼んで」でオスカーノミネート)
レベッカファーガソン(グレイテストショーマン)
ゼンデイヤ(グレイテストショーマン)
ハビエルバルデム(「ノーカントリー」でオスカー助演男優賞受賞)
オスカーアイザック(「スターウォーズ」)
ジョシュブローリン(「アベンジャーズ」のサノス。「ミルク」でオスカーノミネート)
ジェイソンモモア(「アクアマン」)
ステランスカルスガルド(「マンマミーア」)
シャーロットランプリング(「さざなみ」でオスカーノミネート)
など豪華です。
ゴールデングローブ賞だとモモア以外は受賞やノミネートをしてるのかな。
期待していて見ると、ストーリー展開のわかりにくさや、
明らかに後編に続く形で終了していることなどから
「え…こんな感じなの」と眠くなる人もいそうですが、
マニアックに見てほしい映画です。
それでは、映画館で見れてよかったと思いながら
Sparklingなひと時を!