はあい!
今日みたいな天気が、土日の週末にいつも来てくれることを
期待するカイルです。
ナウBGMは「瑠璃色の地球」(松田聖子)。
さて、先日BSテレ東、武田鉄矢の番組で
昭和歌謡の女性作詞家を取り上げていたのですが、
湯川れい子が出演していました。
湯川さんといえば
「六本木心中」(アン・ルイス)
「ああ無情」
「ランナウェイ」(シャネルズ)
「センチメンタルジャーニー」(松本伊代)
などが有名ですが、
ドラマ「金曜日の妻たちへ」の主題歌となった
小林明子「恋におちて」。
この大ヒットソングの作詞も湯川れい子でした。
しかし、この作詞は本当に大変だったそう。
最初からドラマのタイアップが決まっていて、
おそらく曲先だったのでしょう。
最初に「全部英語で」というオーダーが来て、
全部英語で歌詞を書いたそうです。
そのあと「英語だと売れないからやっぱり日本語で」
と書き直しに。
半分日本語、半分英語の歌詞に落ち着いたそうです。
そのあと
「ドラマが不倫をテーマにしているので、不倫を感じされる歌詞に」
という注文がプロデューサーから。
そこで、当時、小さな子を育ててた湯川さんは、
どうしよう…と困ったらしく。
夜中までおいていた日に向かいのマンションを見たら
明かりがついている部屋、消えている部屋と様々な様子を見て
「ああ、いろんなドラマがあるんだなあ。
この中には夫や恋人を待ってる人もいるんだろうなあ」
というところがヒントになって
♬土曜の夜と日曜の 貴方がいつもほしいから
という歌詞につながったそうです。
そしてさらに大問題。
3回ほど繰り返される
♬ダイヤル回して手を止めた
の詩ですが、
当時ちょうど世の中は
ダイヤル式からプッシュ式に変わるとき。
プロデューサーから
「ダイヤルはNGです」
と言われたそうですが
湯川さんは
「いやあ、それでは歌詞の世界が壊れてしまいますよ」
と懸念を示して、
結局どうなったのかわからず
ドラマのオンエア当日まで
ドキドキしながら待ったそうです。
もちろん、歌詞はそのまま。
名作の裏には、
制作陣の葛藤があったんですね。
それでは、もしも願いがかなうなら
毎日Sparklingなひと時を!