はあい!
今までのスターウォーズは全部見てますが
全くハラハラドキドキしなかった今作のカイルです。
他の方のレビューを見ると
「SF大作としては、普通に面白いが、スターウォーズ作品として見たら、劣る」
というのがぴったりかも。
シリーズ初の赤字興行という見込みもあるそうなので
かなりシビアですね。
ディズニーとは6作の作品を作るという契約をしているそうなので
もう一作スピンオフ作品を作る予定もあったらしいのですが
特にアメリカでの興行成績悪化のため、どうなることやら。
今回の「ハンソロ」がどうして面白くなかったか。
1)登場人物の魅力が全般に薄い
2)ハンソロ役が格好良くない。能天気なキャラを生かした方針が作品へ悪影響。
3)最後のウディハレルソンを撃ち殺すことの意味が表現できていない
4)ヒロインがB級映画っぽく見える(「ゲームオブスローンズ」では大役だったのに)
5)ドナルドクローヴァー(「アトランタ」で監督賞や男優賞を受賞)が全く印象に残らない。演じ方が弱い。
6)全般に地味。派手な戦闘シーンがあまりない
7)ストーリーが凡庸
8)未来につながるストーリーのため、思いきった意外性を投入できなかったか(「スターウォーズ色」が薄い)
9)ハンソロの性格設定に縛られすぎ
10)L3の設定が、ドロイド解放と単調なウーマンリブがごっちゃ。新キャラがかわいくない。恋愛ネタにドン引き。
…せっかくウッディハレルソン(「スリービルボード」)やポールペタニー(「ダヴィンチコード」)などを
投入してるのに、なんだか中途半端。
エミリアクラークよりも「ローグワン」のフェリシティジョーンズのほうが、凛とした悲痛な演技が上手だったと思います。
監督は、巨匠ロン・ハワード(「ダビンチコード」「アポロ13」」ビューティフルマインド」でオスカー)なのですが…
これまで、オスカー監督の起用ってなかったような。
もともとは違う監督で撮影開始してたのですが、途中で降板して、監督もスタッフも変わったんですよね。
そういう背景を考えると、ロン・ハワードも頑張ったとは思うのですが
「斬新な解釈」はほぼなく。残念・・・ハンソロも、ハリソンフォードだから出せた軽妙さがなく。
主演のオールデンエアエンライクは、「ヘイルシーザー」の訛りの強いカウボーイ役ぐらいしか
印象に残ってない若手ですが…どうも台詞の言い方とかが、アホっぽいというか…
見る前に「興行不振」というニュースを聞いてしまった先入観もあったかもしれませんが
それにしても、期待に満たない「スターウォーズ」関連作だったと思います。
それでも、ミレニアムファルコン号が飛び立つシーンとかは
やっぱりうれしい。
それだけでも、さすが「スターウォーズ」ですよね。
それでは、なぜ最後に「ダースモール」が登場したのか、
時間設定がおかしいのでは?と思いながらSparklingなひと時を!