はあい!

最初は地味でここまでカントリー調にすることなかったのに…と思っていたカイルです。

本当は、CHERの復活作「BELIEVE」のようにど派手なダンスソングで

復活してほしかったんだけど、これはこれで人生の深みが出ているのかも、と思い始めました。

声質やルックスがカントリーには合ってないのかと思いつつ、

カントリー調だからこそ、人生とか生きるとか、そういったことも表現しやすいのかも。

 

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タワーレコードもカイリープッシュ頑張ってくれてるみたいです(^^)。

 

日本版のブックノートには、今年50歳になるカイリー自身の深い言葉がたくさん。

読みごたえがありました。

 

【制作への思いの言葉】

・「私たちは若くない。でも年老いてもいない。私たちはゴールデンなの。」

・「全ての人は皆それぞれゴールデンで、自分たちの道を明るく照らしているっていう考えがとても好き。

 太陽は明るく輝き、月は闇夜を照らす。私たちが人生を送っている限り、

 私たちはいつでもゴールデンなの」

・「このアルバムに最重要のテーマがあるとしたら、それは”許容”ということかもしれない。

 私たちは皆人間。失敗をしてもいい。間違えたっていい。走りたいと思う。

 あるべき場所にいたいと思う。愛するため、夢を見るため。

 私たちが私たちであるために」

 

【音楽面での思いの言葉】

・「今作での歌い方は私の今までとは確かに違ってるの。多くの場面で

”歌いすぎない”方式で歌っているの。以前ニックケイブとレコーディングしたときに

”歌いすぎないように。ストーリーを話すように”って言ってたのね」

・「ヴォーカルの録音テイクは少なめにしたの。以前のアルバムでは、

多くのプロデューサーが少しでもビブラードしているのがきこえたら、

どんなに細かくても補正してたけど、でもそれって私の声ではないの。

ロボットのように聞かせるのは可能おだけど、

人間らしく聞かせることも素晴らしいって言いたかったの」

・「私の曲でどこかの街を連想させるってことは今までになかったと思うの。

『熱く胸を焦がして』はロンドンっていうより宇宙を思わせるしね。」

・「最初に曲を画くのは、カタルシス(浄化作用)だったんだけど、その反面、

あまりいい出来ではなかったの。素で書きすぎてたのね。

もっと大きな視点で書いてみたら、って気づいたの。それがブレイクスルーだった」

・「プロデューサーが言ったの。『君はキャリア全体を通して、常に変革を実践してきたんだ』。

その通りよ、私自身も音楽的に変化をすべき時だと感じたの」

 

かねてからあったカントリー調というアイディアはあったものの、

それをどう具体化したらよいか、カイリー自身もスタッフも考えあぐね、

しばらくストップしていた期間があったという。

でも、ナッシュビルを訪れ、カントリー界の大物との出会いによって

この作品へと「Goldenへと続く道」が作られたそう。

 

作家陣は今までのカイリーの作品に関わってきた名前はほとんど見られないのです。

盟友STEVE ANDERSONの名前もなく。

それこそCHERのBELIEVEで当てたマークテイラーが「Raining Glittter」

(過去のカイリー作品ではOn A Night Like Thisなど)、

多くのカイリー作品を手掛けているおなじみリチャードスタナードあたりは

見かけますが、ほかの常連は参加せず。

カイリーの新しい意欲が伺えます。

日本版には、日本人の「Initial Talk」による80年代フレイヴァーたっぷりのリミックスも収録。

(長いバージョンだったよかったな!)

 

さてItunesのチャートでは、現時点で

UK、豪州…1位

フランス…2位

カナダ、ドイツ…3位

台湾…4位

アメリカ…6位

 

アメリカではUSダンスチャートで「Dancing」が13位まで上昇中。

 

日本でもポップチャートでは2位。

J-WAVEでも「Dancing」「Stop me from falling」の2曲がランクインと好調です。

シングルのセールスは想定以上に不調だったけど

アルバムセールスはどこまでいくか!?

 

カイリーの復活を心待ちにしながらSparklingなひと時を!