はあい!

来週のビッグイベントに向けて

準備が遅々として進まないカイルです。

 

さて、「メンタル」とはここ10年~15年ぐらいですっかり一般的になっていますが

今から35年ぐらい前に、すでにガンダムの世界では

主人公アムロが放映開始早々にメンタルダウン状態に入ってます。

(俗にいう鬱ですね)

うーん、ガンダム、なんて時代を先取りしてたんでしょう。

まずこの事実に驚愕。

 

アムロがメンタルになる過程も3週間にわたって丁寧に描かれています。

「私、アムロが戦ってくれなかったら、とっくに死んでたわ」
「僕だってそうだよ。でももう、怖いのヤなんだよ」

放映してからまだ数回だというのに、主人公はもう「怖いの嫌なんだよ」と言わせる脚本!

 

そして、アムロとブライト屈指の名シーンに突入します。

「な、なぐったね」
「なぐって何が悪い。きさまはいい。ただわめいていればいいだけだからな」
「僕が、そんなに安っぽい人間ですか」
「二度もぶった。おやじにも殴られたことないのに!」
「もう二度と(ガンダムに)乗るもんか」
「アムロ、今の貴様は虫けらだ」
(ここでシャアの名前をブライトが出す)
「アムロ、ガンダムに操縦方法の手引書ってあるんでしょ。
私、ガンダムに乗るわ。自分のやったことに自信を持てない人なんて嫌いよ。
今日までホワイトベースを守ってきたのは俺だって言えないアムロなんて男じゃない。
あたし…」
「フラウボウ、ガンダムの操縦は君には無理だよ。
悔しいけど、僕は男なんだな」

 

「我々は民間人を乗せていることを忘れるな」

「(僕だって民間人です!)」

 

いやあ、アムロ、大人顔負けの台詞を繰り出します。

「安っぽい人間」…16歳の子供が言う台詞とは思えません!

ラストのフラウボウとアムロのやりとりもリアル。

自分で選んだわけじゃないのに、ガンダムの操縦ができるのは自分だけ。

でも、ブライトはそれを甘やかせてくれるわけじゃない…

まるで社会人にもそのまま通じる図式ですね。

そして、さらにアムロのメンタルダウンに拍車がかかります。

 

「ちゃんと食べてね、アムロ。すぐ下げに戻るわ」

 

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「…」

 

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「あ、そうだ。食べなきゃ」

 

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「…」
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「…」

 

いやあ、セル画もなんか、リアルです。

なんともいえない表情をうまく描いてますよね。

 

時代の先読みをしていたようなガンダム。

まだまだこれからも続きます。

今でいう、エピックサーガなんですよね、ファーストガンダムは。

 

それでは、そんなに安っぽい人間じゃなくてもSparklingなひと時を!