はあい!
うわ、こりゃやられた!と思ったカイルです。
「Glee」のプロデューサー、ライアンマーフィー制作、
レディガガ主演のスタイリッシュホラー「アメリカンホラーストーリー」。
『ロアノーク』というアメリカでは子供でも知っている
「植民地から開拓者100名が忽然と姿を消した」という
ノースカロライナの歴史上の不可解な逸話をベースにしたホラー。
当初、悪夢の体験を生き延びたヒロインが体験談を語る中、
織り交ぜられる回顧録の中は違う姿・顔のヒロイン…という設定に
ずいぶん大胆な設定だと思っていたら…
・体験談を話すヒロインたちは、本物の人(素人さん)で
テレビ番組で体験談を語る設定だった!
・回顧録は、本当にそのテレビ番組として作られたドラマで
俳優さんたちが演しているという設定だった!
・呪われた館から(回顧録で)ヒロインたちが逃げられたと思ったらく
翌週は
・「今度は本物の人と、それを演じた役者を館に実際に住まわせちゃおう!」
というバラエティ場組の制作が始まるという展開。しかもそれを各自がスマホで撮影しあう。
・回顧録の中で、ロアノークの幽霊「ブッチャー」役を演じていた女優(キャシーベイツ)は
役にのめりこみすぎ、自分がブッチャーだと信じ込み、6か月間施設で治療。
ということで
主人公たち3人と、俳優たち3人が館で共同生活をすることに。
ところが、常軌を逸したブッチャー役だった女優が、
6人に襲い掛かり、何人かを殺害。
そんなブッチャーも、「赤い月(ブラッドムーン)」とともに蘇った本当のブッチャーに
真っ二つにされ、登場人物たちもブラッドムーンとともに蘇った
本物の幽霊たちに襲われる…という話。
呪いの館を、TV番組をからませ、さらにそこにリアリティショーの演出をからませ
撮影はブレアウィッチプロジェクト風にスマホだから、動きとかが荒く、おどろおどろしい。
このアイディアが本当に斬新。
よく考えたし、脚本に仕上げたなあ。
感心です。
いわゆる悪霊との闘いという戦闘ドラマではなくて
あくまでもホラーという体裁を守ってるのがすごい。
毎回賞レースで受賞するのもわかります。
それでは、夏が終わってもスタイリッシュなホラーでSparklingなひと時を!