はあい!
以前、映画「この世界の片隅で」を見て号泣して
今までの映画鑑賞ヒストリーの中でも屈指の映画、と評したカイルです。
昨年度の日本アカデミー賞でも、アニメーション部門では
「君の名は」を破って最優秀賞を取りましたね。
そんな傑作映画ですが、親戚に強く勧めたところ
本日見てきたそうです。
その親戚は幼稚園のときが太平洋戦争。
まだ4~5歳だったけど、焼夷弾や防空壕の実際の光景は
強く焼き付いているそうです。
その親戚は疎開していたのですが、のちに東京に戻った時に
同級生が
「遺体でいっぱいのところを、遺体の間を走って逃げた」
「リヤカーにどんどん遺体が積み上げられていったのを覚えている」
という、幼いながらもリアルに戦争を体験している世代、
カイルの進めで、ハンカチを2枚持って行ったのですが
全く泣かなかったそうです(^^;)。
やっぱりリアルな戦争の思い出が残っているから
ほんわかしているアニメの世界、というように映ったとか。
なるほど、興味深いと思いました。
あの作品が、今の時代に作られて支持を集めたのは
実際の戦争を知らない世代からの支持がほとんどなのかもしれません。
今の豊かで贅沢な時代に、ストレートに戦争の悲惨さを
描写しても、「暗そうだから見ない」という選択になりそう。
それを、ああいう描写にしたからこそ、口コミも手伝って
最優秀賞を取るまで支持されたのかな、と。
つまり、戦争を知らない、そして子供のころに戦争関連のテレビは見ていたけど
大人になった今、すっかり忘れてしまった20代~50代ぐらいの世代に
「見やすい」「(ストレートではなく)伝わりやすい」映画、という点で
評価・支持されたのかもしれません。
いずれにしても、名作であることは間違いなし。
まだ見てない方は、ちょっと足を延ばしてもぜひ見てみてください。
https://ameblo.jp/kyle100degrees/entry-12221388118.html
↑ネタバレなしのレビュー
https://ameblo.jp/kyle100degrees/entry-12221714041.html
↑ネタバレありのレビュー
それでは、様々な世代でSparklingなひと時を!