はあい!
久々にスウェーデン社会研究所@スウェーデン大使館の講演にいってきたカイルです。
今回はいつもと違って、ビジネスセミナーみたいな内容でした。
イケア
富士ゼロックス
東海大名誉教授(元JETRO)
の人事部長や研究主幹がきて、
「働き方」
についての講演でした。
ところでイケア(IKEA)って、
イングヴァル=カンブラード (創始者)さんが住んでた
エルムスタリッド農場のあるアグナリッド村
の頭文字を足したものなんだそうです。
日本でも有名なスウェーデンのホームファーニチャーショップですね。
今や日本支社の管理職の47%が女性だそうです。
日本の平均は11%だそうなので、かなりの比率ですよね。
パートタイム労働者の賃金を「短時間正社員」という位置づけにして
正社員に合わせて行ったりとか、いろいろな取り組みをしているそうです。
基本理念はいろいろあるようですが
「Diversity」(多様性)
を重んじるのが理念の一つの様子。
そのため、平等さを現実化した結果、
顧客満足度、社員満足度、収益、離職率が全部改善したそうです。
講演していただいた人事本部長さんも
教育関係の会社10年、映画会社10年、イケア人事部→店舗長→人事部
ということで、基本は人事畑の方のようですが
多様な経歴ですね。
この講演会はかなりゆる~く、穏やかな雰囲気の中行われるのですが
一人の方の質問がとても現代的でDiversityでした。
「私は3000人ぐらいの会社に勤めていて、この間、ハラスメントの研修があったんです。
その際、トランスジェンダーの方のトイレをどうするのかが話題になりました。
先進的な取り組みをしているIKEAでは何か対応しているでしょうか?」
これに対しては、特に現在は何か取り組みがあるわけではないそうですが
北欧の空港には、男女共用トイレなどもあるそうです。
講演のテーマ、Life is pazzle。人生はいろいろだから、一つ一つよくなるように努力していき、happyを目指しましょう、的な能動的な意味も感じます。
ほかにもワーキングなどもあり
「IKEAの働き方の色は何色ですか?」
「あなたの周りの人の働き方は何色ですか?」
などユニークなワークは東海大名誉教授によるもの。
盛りだくさんの内容でした。
IKEAのほかにもH&M、Volvo、エリクソン、エレクトロラクスなど
日本でも知られたメーカーがいろいろありますね。
いつか各社の取り組みなんかも調べてみたいです。
ちなみに日本のサービス業の一人当たり労働生産性は、米国や先進主要国の6割程度だそう。一つの仕事に関わる人数が多いとか。
そういう突っ込んだ話も含め、今回こそ行きたかったのに、行けなかった懇親会。うーん、次こそ!
それでは、DiversityでSparklingなひと時を!