はあい!

今更ですが2014年の映画「イミテーションゲーム」をケーブルTVで見たカイルです。

主演はベネディクト・カンバーバッチ。

英ドラマ「SHERLOCK」で一躍人気者になった特徴的な顔の俳優さんです。

ちなみに、「ホビット」で黒竜スマウグの声をやったり

アカデミー賞受賞作「それでも夜は明ける」にも出演したりしてます。

 

さて、そんな人気テレビドラマ上がりの癖のある俳優の作品かと思って

公開当時は見てなかったのですが

アカデミー賞にも作品賞や脚色賞(受賞!)のほか

主演男優賞(ガンバーバッチ)、助演女優賞(キーラナイトレイ)なんかもノミネートしてて

批評的にも興行的にも成功した作品でした。

 

そして、確かに面白い!

最初はミステリー調の冒険活劇的な面もあり、後半は人間ドラマへと

変わっていきます。

若干時代の移り変わりの交差がわかりにくいところもあるんだけど。

 

何度か重要な場面で繰り返されるこのセリフ。

「時として誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げる」」

いいですねー。

 

あと「自分たちらしさ」というもの、ひそかなテーマなのかも。

そのほか、日本にいるとあまり知ることがない

・ドイツ軍のロンドン空襲

・ドイツ軍のUボート(潜水艦)による大量の旅客船や軍船、物資船の破壊

・ロンドンの地下鉄が防空壕

・子供たちは毒ガスマスク

など、「ああ、そういえば、なるほど」と思いつつ、

すっかり忘れていた歴史的事実も振り返ることができます。

 

そのあたりを描いていたのも、作品に重厚感を与えていたかな。

 

それでは、ドイツの暗号エニグマにも負けないSparklingな、

普通だけど普通じゃないひと時を!