はあい!

 

2016の映画振り返りを更新しました。さて、「ローグワン」はどれぐらいの

立ち位置だったかな…

http://ameblo.jp/kyle100degrees/entry-12226026734.html

 

昨年末に引き続き、スターウォーズを見てきたカイルです。

もちろん、ネタばれありで書きますので、

これから見る方は、この先は読まないように…!

 

・監督

ギャレス・エドワーズ(「ゴジラ」など。これが監督3作目!)

 

・主演

フェリシティジョーンズ(「博士と彼女のセオリー」でオスカー助演女優ノミネート)

フォレストウィテカー(「ラストキングオブスコットランド」でオスカー主演男優受賞)

マッツミケルセン(「デンマークの至宝」と呼ばれカンヌ映画祭の審査員長も務める)

などなど。そのほか香港、中国系の俳優も主要キャラで出演しています。

 

・感想

シリーズ最高傑作という熱い書き込みも目立ちますが、

うーん、アフィリエイトかな…っていう内容もありますねえ。

 

でも、基本的に「面白い!」「アクション、SFX最高!」というのは間違いなし!

一番最初の「Episode4」の10分前までを描く、ということで

昨年の「Episode7」とのつながりはありません。

昨年大ヒットしたEpisode7が割と、子供と往年のファンが楽しめるSFチャンバラ劇だったのに対して、

この「ローグワン」は、比較的「オトナな内容」になっています。

 

以下、「お!いいじゃなん、この映画!」と思てる点を挙げてみます。

 

■最後にレイア姫が出てくる!

最後の最後にレイア姫が登場します!Episode4のレイア姫の顔!

もちろん、昨日亡くなったキャリーフィッシャー本人が演じているのではなく

似ている女優さんが演じて、顔をCG合成しているそうです。

この場面の10分後には、もうダースベーダーの囚われてしまっていて

R2D2にデススターの設計図を託しているんですよねえ。

そう思うと感慨深い。

 

■アジア系の主要キャラが大人気!

棒を使って戦うチアルートが、大人気!フォースを信じる盲目の僧侶役。

香港を代表する俳優さんで、もう53歳だそうです。

そのほか、その相棒役にも中国の俳優さんが。3つの肌色の人種がみな主要キャラを

務めています。

 

■そして、みんな死んじゃった…

最近の作品では珍しく、この作品の主要キャラが、全員死にます。

まあ、Episode4には登場しないのですから、そうだといえばそうなのですが

Disney作品としては珍しい結末。

全員死んでしまうところが、オトナの味付けになっています。

ああ、また死んだ、このキャラはどこで死んじゃうんだろうか、と思うと

途中で涙ぐんでくるときも。

 

■反乱軍(正義の側)も決して善い行いばかりではない

ルークやレイア姫が属するのが「反乱軍」です。Episode4~7では、反乱軍は

ヒーロー側として善なる存在として描かれていますが…

今作では、暴力的な人がいたり、暗殺しようとしたり、スパイがいたりと

汚れ仕事もたくさんこなしている、そんなリアリティも描かれます。

 

■悪役同士も手柄の取り合いの挙句…

悪役側も、手柄を取り合ったり、最後は殺しちゃったりとか、

リアリティがあります。

なお、ダースベーダーが最後の最後に登場して、反乱軍の兵士たちを

滅多切りにします。しかし、主人公たちが死んだ後なんとか手に入れた

「設計図」をリレーして、なんとかレイア姫のもとまで届けるシーンも

このあとの展開を考えると涙涙。

多くの「名もない戦士たちの命」が犠牲になってつながれた『希望』。

繰り返し使われていたこの「希望」という言葉が、ここで生きてきます。

 

■とにかく地上戦と空中戦と宇宙戦の描写がすごい!

このあたりの迫力は、これまでの作品の中でも屈指な出来栄えという評判です。

確かに、場面転換も上手で、SWお約束のご都合主義はあるけれど

かなりクオリティ高く楽しめました。

 

個人的には、全員死んじゃうので、そうではない「Episode7」のほうが

先への展開が持てて総合的には好きですが、

今作はそういう意味で、単発で終わる「オトナのSW」。

だからこそ、ヒーローものというより、群衆戦争映画的側面が強く、

歴史に名前を残さなかった多くの無名の人たちの決死の行動と犠牲により

『希望』が未来につなぎ渡される…というオトナの鑑賞にたえる作品になっているのだと

思います。

 

そして、なによりも、亡くなったばかりのキャリーフィッシャー。

まさかこのローグワンにも登場してくるとは思わなかったので(CGとはいえ)、

ああ、こんなタイミングで逝ってしまうなんて…と

感慨深いものがありました。

 

それでは、スターダストよりもSparklingなひと時を!