みなさんこんにちは。前回からの続きです。
10月13日(月)に閉幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算29回目となった、7月15日(火)の訪問記をお送りしています。


会場内周回バス「e Mover」を終点まで乗り通し、西エリアの最果てまでやって来ました。パビリオンでいうと「未来の都市」がありますがこのあたりまで来ると、必ず立ち寄るのはこの「団体休憩所西」です。

遮るものがなんにもない、大阪湾と海の向こうの絶景が楽しめるところです。

ここまで幾度も訪問しましたが、今日は快晴。肉眼でも、対岸の阪神間や神戸の街並みが手に取るようです。これは六甲アイランド(神戸市東灘区)。街の中心部のビル、その模様まで見えます。

右には西宮や芦屋の湾岸地域。背景は六甲山。

そして、左手は西方向。こんなにはっきりと遠景を見られたのは、はじめてです。
大阪湾に浮かぶ夢洲から、神戸空港やポートアイランド(同中央区)までは、直線距離で約15km。多少雲がかっていてもわかるのですが、その先、さらに西に遠く離れた明石海峡大橋の支柱や、淡路島までもが確かに見えます。
明石や淡路島の北端というとだいたい、30km以上はあります。グーグル地図より。北が右。

景色というものは、こんな遠くにまで見えるのかと感動します。地理好きとしては興奮しきりです。


さて、西エリアを散策していますと、会場の最果てに近い「ギャラリーWEST」で、新潟県にまつわる出展が行われていました。

ちょっと立ち寄ってみることにします。大阪からですと、なかなか行きにくいところですし。

まず、真正面に鎮座していたのが雪だるま!
県内、中越地方の南魚沼市から雪を持って来て、拵えたのだとのこと。ただ、大阪の暑さには相当に堪えているようで(汗)



他にも、水の張ったプールに大量の雪が積まれているではないですか。野菜を冷やしたり、人間(わたし含む多数の方々)も涼んだり…このまま、ず〜っと手を突っ込んでいたいくらいのちべたさでした。


新潟県は、実に南北に広い県です。
東北と北陸という、まったく異なる地域にはさまれていることが地理好きとしては気になりますが、それゆえ、文化的にも独特な点が多々あるようです。

県内紹介の中で、目を惹いたのが糸魚川のヒスイ。これはよく知られています。

その、糸魚川で採取されたというヒスイが展示もとい、販売されていました。模様の美しさ!

触ってみてくださいねということなので遠慮会釈ないのですが、実にひんやり、滑らか。
しかし、このような美しい色、どうやって出来るんやろう。前の万博、20年前の愛知のテーマではないですが「自然の叡智」ですね。

イベントスペースをはさんで隣の展示へ。

うわ〜、これはきれいですね。圧倒さえします。ヨーロッパ貴族のお屋敷の、庭園にありそうな。どれだけの花が使われているのか。


いずれもユリの花ですが、その形もさることながら、薄っすらと漂う香りがなんとも言えません。

これはその派種で「カサブランカ」。聞いたことあります。いずれにしても、心が和らぎます。

さて、隣のこちらでは、県の名産品の展示が行われていました。純白の織物、小千谷縮なとが有名ですね。

そして、こちらも有名な「長岡の花火大会」の映像上映。先の戦争で尊い生命を奪われた方々を慰霊するためにはじまったものだとは、よく知られています。



新潟県のさまざまを知ることの出来た「ギャラリーWEST」での展示でした。


再び西ゲート方面に向かいますと、アリーナの「EXPO MATSURI」の前に、なにやら巨大ミャクミャクを発見。

空き店舗だったここに、公式グッズショップ「MARUZEN&JUNKUDO」がオープンするのだとのこと。7月18日ですから3日後から。
西ゲート奥としてははじめての店舗ですが、あの大人気の「ミャクミャクくじ」もシャインハットの前から、こちらに移転するそう。

人気の少なかった西エリアも、人の流れが一気に変わりそう。変化を見るのも楽しみです。
次回に続きます。
今日はこんなところです。

