みなさんこんにちは。前回からの続きです。
3月中旬、頂いた連休で実に14年ぶりの韓国・ソウル周辺をひとり旅した際の道中記をお送りしています。

旅は第1日目(2025年3月17日)の様子です。
宿泊先の「東横イン ソウル東大門1」で旅装を解きまして、身軽に市内を巡っているところ。
今回の旅で立ち寄りたかった、ソウルでも巨大書店だという「教保書店ブックセンター(ソウル特別市鐘路区)」を訪問して来ました。


15分ほどで「汝矣島駅(여의도역 Yeouido yeog ヨイドヨク、同永登浦区)」に到着。漢江を渡って市内中心部から南側にやって来ました。
金融関係の企業や官庁が密集する、韓国経済の中心地だといいます。
ただせっかくですので、さまざまな路線に乗りたいということで、普通の人ならやらないであろうとんでもない大回りをやっています。韓国観光総合サイト「KONEST」より。

「汝矣島駅」から乗り換えたのは、金色がラインカラーの9号線。14年前、家族旅行で宿泊したホテルがこの沿線だったと思い出します。
市内中心部から割と離れた「金浦空港」に近い「塩倉駅(염창역 Yeomchang yeog ヨムチャンヨク、同江西区)」という住宅地でした。
駅前の「Hotel River Park」に泊まりましたが、日本語も親切な対応でした。いまもあるのかな。気になります。2011(平成23)年7月撮影。

旅客数の多いソウルメトロですが、比較的開業から日の浅いこの9号線は、一般(各駅停車)・急行列車ともに6両編成でした。
路線図を辿って行きますと、終着は「中央報勲病院」という駅が、正式にはそうでした。
現地では、どちらでも通じる呼称のようです。

ところで、終点の「中央報勲病院」は「VHS」とも表記されていました。
昭和平成時代ですので、まず?撮りためたビデオテープを思い起こすのですが、ここでいう「VHS」は「Veterans Health Service」の略。
国家保訓部傘下の「韓国保訓福祉医療公団」という団体が運営する病院。退役した軍属の人々を対象にしているのだとのこと。


2駅、5分ほどで「鷺梁津駅(노량진역 Noryangjin yeog ノリャンジンヨク、同銅雀区)」に到着。まだここも漢江の南側です。


ここで、KORAIL(日本のJRに相当)と相互乗り入れしている1号線に乗り換えます。


この駅にはメトロの1号線と重複して「KORAIL(日本のJRに相当)」も乗り入れています。運賃は通し計算になりますが、中間改札があるのがその証左、と言いましょうか。

ここから「ソウル駅」までは10分ほど。ハングル解読は相変わらずですが、「Seoul Station」で十分わかります。


プラットホームに上がって来ました。
もとは「KORAIL」の路線にメトロが乗り入れているために、これまでの地下鉄の様相とはまったく違います。鉄柵はありますが、合間からは多数並んだ線路内の様子がよくわかります。ターミナル駅間近ならではの光景です。

一気呵成に通過して行くのは「KTX」。長駆、ソウル駅まではいま少しで到着というところ。

ところで、です。先ほど、14年前にこの駅に乗り入れているメトロ9号線沿線のホテルに宿泊していた、と触れました。
思い返してみますと、到着翌日の2日目に、この駅でやはり1号線に乗り換えて、ソウル駅に向かった記憶があります。


ここでした!ヨメハンと、幼稚園児だった春からJD長女とともに。まだホーム柵は簡易なものしかなかったんですね。
売店はなくなり、ホームは少し寂しい感が。



フルスクリーン式のホームドアが多数の中、この駅では、向かいの急行線側にはそれがありません。きっと希少な撮り鉄ポイントなのでしょうが、これはまた後日に撮りに来ないとです。

やって来た1号線の列車に乗車。先ほども触れましたが、KORAILとソウルメトロ1号線とは、この路線で相互乗り入れをしています。

仁川(인천 Incheon インチョン、仁川広域市)や水原(수원 Suwon スウォン、京畿道水原市)はソウル郊外ですのでメトロ路線ではないのがわかるのですが、どこまでがどの所属なのか、ということがいまいちわかりません。
さらに、KORAILの路線といえど、ソウル首都圏の路線は別個に「首都圏電鉄」という呼ばれ方をされているので余計にややこしくなります。

列車は、夕暮れ迫る「漢江(Hang-Gang、ハンガン)」を渡ります。まもなくソウル駅です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。