JR西日本「乗ってみよう北陸 WEB早特きっぷ」で行く北陸新幹線と越中富山を乗り鉄の旅〜その10 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。




日帰り旅は「高岡駅(富山県高岡市)」までやって来ました。

ここからは、富山湾に向かって延びるローカル線「氷見線(ひみせん)」に乗車することにしています。グーグル地図より。


とはいえど、終着の「氷見駅(同氷見市)」まで乗り通してもわずか30分弱。距離にして16.5kmほどという小さなローカル線ですが、富山に来たのならばぜひ再訪してみたかった路線なのでした。ヤフー乗り換えアプリより。


ところで、終着の氷見は能登半島の半ばに位置する港町です。地図を見ますと、七尾や和倉温泉(石川県七尾市)にも近いところ。

能登半島というと、金沢からJRも走っていることから石川のイメージが強いのですが。東半分はだいぶと富山に食い込んでいるのですね。なるほどと感心します。



さて、列車は定刻の11:13に高岡を発車。

ゆるゆると動き出すあたりがディーゼルカーならではですが、かつての北陸本線、あいの風とやま鉄道が離れて行きます。


クーラーの効いた車内に、扇風機が回る車内。そして、ディーゼルカーの心地良いエンジン音。ようやく、旅気分になって来ました。


高岡を発車した氷見ゆきは、市内をこまめに停まって行きます。先ほど駅で見つけた路面電車「万葉線」と、殆ど並行しているのですね。ヤフー地図アプリより。


乗り合わせたタラコ色のこの2両編成の列車。片方は車両の両方側に運転台がついたものが連結されていることが気になります。

乗客数が少ないローカル線では、単車(1両)単位で増結、解放をすることで需要に応じた輸送をしているあらわれがこれです。



車内からは、中間車両になった運転台が観察出来るという。ディーゼルカーですが、基本的な設えは電車のそれとあまり変わりないようですね。わくわくします。



市街地の単線を快調に進むのですが、行き違いのそれとはまた異なる、側線のある駅が続きます。背景に広々した敷地ですので、かつては貨物営業も盛んだったのでしょうね。


高岡から3つ目の「伏木駅(ふしきえき、同)」に10分ほどで到着。


伏木は、高岡の市内中心部を流れる「庄川」の河口近く。その先には「富山湾」が広がるという港町。周辺の港湾設備を総称して「伏木富山港」という名称で呼ばれています。

かつてはロシア・ウラジオストクや苫小牧(北海道)に向かうフェリーが発着していたので、名前は知っていました。



この駅にも、側線が幾つも見て取れます。ただ
草生していて、現在は使用されていないのか。



上空から。陸橋の向こうに、何両か貨車が留め置かれているのがわかるのですが。

かつては、ロシアはじめ各地からはるばる運ばれて来た貨物が、荷卸しされて全国に送られていた痕跡です。


海上輸送はなお盛んですが、鉄道貨物はすでにその役割を終えた、そこはかとなく寂しさを感じる構内。これはこれで雰囲気があります。

次回に続きます。

今日はこんなところです。