今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。
北東北への乗り鉄旅、第1日目(2024年3月11日)の様子をお送りしています。
早朝の関西空港を、7時10分発の「ピーチ仙台ゆき(MM131便)」で発ちました。
引き続いて、眼下に展開される風景を眺めながら、ここはどこいややろうかと推測する楽しい時間を過ごしています。
仙台までは1時間半ほどですが、本州を横切るルートになるはず。地理好きとしては、どこをどう飛ぶのか、気になって仕方がありません。
さて、関空を発ってから15分ほど経ちました。
奈良から三重に入ったことはわかったのですが県境の険しい山々を越えると、この高さからでもわかる、うねうねと流れる大きな河が3本。

「東海三川」と呼ばれる、西から「揖斐・長良・木曽川」がそうでした。これが集っているということは、もう伊勢湾が近いところ。東端の木曽川の向こうは愛知県だとわかります。

そして、機からは長良川だけが見えるようになりました。
ということは、北東方向に変わっています。

長良川の北側に、広大な滑走路を発見。
正式には「航空自衛隊岐阜基地」というのだそうですが、東海・近畿地方の航空自衛隊の一大拠点として知られています。Wikipediaより。

完全に車窓案内になってしまって恐縮ですが、いや、これはおもしろい。いまさらですが、移動スピードが格段に速い飛行機からですので、わたしなどはまったく飽きません。


岐阜県も今度はだいぶ山あいに入って来ました。まだ3月の半ばでしたので、標高のある山々にはあまねく見事に冠雪が見られます。

美しいものですが、どのあたりに入ったでしょうか。一面、山ばかりになりますと目印がありません。
しかしながら、旅を終えて写真を見返しますとグーグルというのは、実に便利なもの。ちゃんと場所が記されているではないですか。
「南木曽町(なぎそまち)」は長野県南西部の旧宿場町。名古屋から「特急しなの号」で幾度か通ったことがありますが、かなりの山あいだったことを思い出します。上空から見てもやはりそうなのでした。グーグル地図より。


あっという間に、木曽の山々を越えました。
山にはさまれた盆地は、おそらくは伊那平(いなだいら)。
飯田、天竜峡、駒ヶ根という地名が浮かんで来ます。豊橋から延びる「飯田線」沿線ですね。豊橋にて。


ここからも方向を変えないので、真東に向かっているようです。南アルプスの大自然が広がります。これは見とれてしまいます。

そして窓下は、いつしか厚い雲に覆われてしまいました。これが切れるのはどのあたりになりましょうか。それも楽しみです。
次回に続きます。
今日はこんなところです。