みなさんこんにちは。今日の話題です。

先月21日、リニューアルオープンした「くずはモール(大阪府枚方市)」にやって来ました。
「京阪電車 樟葉駅」に隣接している大型商業施設ですが、モール内にある京阪電車のミュージアムゾーン「SANZEN-HIROBA」も、それに合わせてリニューアル。
名車と言われる「5000系」がその展示に加わったことが、話題になっています。

ところで、あらたな展示に加わったのは「5000系」だけではありませんでした。この丸っこい顔つきをした「2600系」という車両もです。



こちらは、運転台部分のみカットモデル保存。もちろん、旧塗装に復刻しての姿になっていました。
卵型と呼ばれるこの丸っこい車体形状は、昭和30〜40年代に登場した通勤型車両で採用されたもの。「昭和の京阪電車」を象徴しているように感じます。



あらためて、しげしげ観察してみるのですが…重々しい貫通幌に、それを支える金具。さらに、テールランプもなんともレトロな形をしています。
旧塗装時代のショットを探してみました。
展示されている「2601号車」ではありませんが、車両デザインの特徴がよくわかります。新塗装化が進むさ中には、このような混色編成も見られました。2010(平成22)年8月、西三荘にて。

「京橋駅(大阪市都島区)」が、現在の立派な高架駅に切り替えられる以前の、空撮写真を見つけました。右側で身をくねらせながら奥へ延びるのが旧線路と、手前には「旧京橋駅」。現在は「京橋グランシャトー」になっています。
貴重な経過を拝見出来ました。企画展は8月末までの開催だとのこと。またゆっくり拝見しに行こうかと思います。
「5000系」や「2600系」が展示に加わったことで、あたかも、昭和時代の京阪電車が甦ったかのような、新生「SANZEN-HIROBA」でした。
現役晩年の姿と、今回、デビュー時の姿に復刻された「5551号車」。前者は2021(令和3)年3月撮影、京橋にて。
これでさらに、展示の厚みがものすごく増したように感じます。
実際に訪問してそう感じましたし、貴重な車両がこのように、大切に保存展示されるというのは、計り知れない意味合いがあるようにも思えます。京阪さんには感謝、感謝です。
期待以上の、素晴らしい展示でした。
個人的には、大切懐かしい気分に浸ることが出来たもの。外がじゃじゃ降りなのもあったのでしょうか、思わずうるっと来ました(涙)
今日はこんなところです。