いよいよ「5000系」展示開始!くずはモール「SANZEN-HIROBA」を訪れる〜後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。




先月21日、リニューアルオープンした「くずはモール(大阪府枚方市)」にやって来ました。


「京阪電車 樟葉駅」に隣接している大型商業施設ですが、モール内にある京阪電車のミュージアムゾーン「SANZEN-HIROBA」も、それに合わせてリニューアル。

名車と言われる「5000系」がその展示に加わったことが、話題になっています。


ところで、あらたな展示に加わったのは「5000系」だけではありませんでした。この丸っこい顔つきをした「2600系」という車両もです。




こちらは、運転台部分のみカットモデル保存。もちろん、旧塗装に復刻しての姿になっていました。

卵型と呼ばれるこの丸っこい車体形状は、昭和30〜40年代に登場した通勤型車両で採用されたもの。「昭和の京阪電車」を象徴しているように感じます。




あらためて、しげしげ観察してみるのですが…重々しい貫通幌に、それを支える金具。さらに、テールランプもなんともレトロな形をしています。


旧塗装時代のショットを探してみました。

展示されている「2601号車」ではありませんが、車両デザインの特徴がよくわかります。新塗装化が進むさ中には、このような混色編成も見られました。2010(平成22)年8月、西三荘にて。



「2600系」自体は、数を減らしつつあるもののいまだ現役の車両。出自を辿ると、製造から60年余りを超越したものも存在していたなど、その車歴は複雑を極めていることもあり、趣味的には大変興味深いものがあります。

しかし、運転台にも入ってみたいですね。



ところで、リニューアルオープンを記念して「思い出の京阪電車写真展」という、期間限定イベントが行われていました(〜5/12)。

ここで展示されることになった「5000系」や「2600系」、オープン時から展示されている「旧3000系特急車」をテーマにした作品を、事前に一般公募した中から選んだというもの。


ちょっと、自慢させてください\(^o^)/
ひと昔前に撮り鉄していた写真を、なんの気なしに応募しましたら、なんと、採用して頂けていたという!ありがとうございましたm(_ _)mわたしにとっても、いい思い出になりました。

しかしみなさんそれぞれお気に入りの撮影場所があるようで、これはどこかいな、などと考えながらが楽しかった(笑)



さらに展示スペース奥では、リニューアルオープンを記念した特別展も実施されていました。


今回展示されることになった「5000系」がデビューした昭和40年代の京阪電車をテーマに、輸送力増強に向けてのさまざまなプロジェクトをクローズアップしたものでした。




「京橋駅(大阪市都島区)」が、現在の立派な高架駅に切り替えられる以前の、空撮写真を見つけました。右側で身をくねらせながら奥へ延びるのが旧線路と、手前には「旧京橋駅」。現在は「京橋グランシャトー」になっています。


貴重な経過を拝見出来ました。企画展は8月末までの開催だとのこと。またゆっくり拝見しに行こうかと思います。




「5000系」や「2600系」が展示に加わったことで、あたかも、昭和時代の京阪電車が甦ったかのような、新生「SANZEN-HIROBA」でした。

現役晩年の姿と、今回、デビュー時の姿に復刻された「5551号車」。前者は2021(令和3)年3月撮影、京橋にて。



もともと「旧3000系特急車(テレビカー)」がシンボルになっていた「SANZEN-HIROBA」。




この「テレビカー」を拝見するだけでも、ここへ足を運ぶだけの価値が十二分にあるとわたしは思うのですが、ここは関西の大手私鉄では珍しい、常設の鉄道ミュージアム。


これでさらに、展示の厚みがものすごく増したように感じます。

実際に訪問してそう感じましたし、貴重な車両がこのように、大切に保存展示されるというのは、計り知れない意味合いがあるようにも思えます。京阪さんには感謝、感謝です。


期待以上の、素晴らしい展示でした。
個人的には、大切懐かしい気分に浸ることが出来たもの。外がじゃじゃ降りなのもあったのでしょうか、思わずうるっと来ました(涙)

今日はこんなところです。