みなさんこんにちは。今日の話題です。

昨日、来週のNHKの番組表を見ようと、ホームページを眺めていた時のこと。

お!前作「おちょやん」からの流れで、毎朝楽しみに拝見している、連続テレビ小説「おかえりモネ」。清原果耶さんがヒロインです。

清原さん演じる「永浦百音(ながうら・ももね、モネ)」は、地元の宮城・気仙沼と登米で青春時代を過ごし、林業に携わる仕事の中、気象に関する仕事がしたいと猛勉強の末、合格率5%という、難関の気象予報士試験を無事に合格。そして、気象の仕事に就くべく上京。
今日からはその「東京編」がはじまります。
ほんわかした雰囲気のモネですが、厳しい社会の波に揉まれ、果たしてどのような成長を遂げることになるのか。大変楽しみです。

ちなみに、モネちゃんともども、気にかかるのは、蒔田彩珠(まきた・あじゅ)さん演じる妹の未知(みーちゃん)。
家業の牡蠣養殖業の枠をも超えて、漁業の未来を変えようとしている、若くして大変な努力家、勉強家です。
がんばってほしいなあと、いつも感じます。

本題に戻ります…
なんと、あの不朽の名作「大地の子」が、今日から「NHK-BSプレミアム」で再放送されるのだとのこと!

1996(平成8)年、日中共同制作として、総合テレビで放送されたものです。
山崎豊子さん原作、長大小説のドラマ化です。

アジア・太平洋戦争のはじまる前、旧満洲(現在の中国東北部)へ国策で長野県から入植、平穏な暮らしを送っていた日本人一家が、ソ連軍の参戦と日本の敗戦により逃避行するうち、肉親と死別し、離れ離れになった「中国残留孤児」をテーマにした作品です。
敗走する日本人を守ってくれる軍は居らず、命懸けの逃避行を続ける中、妹とはぐれた兄(上川隆也さん)が慈愛深い現地の中国人夫婦に育てられ、やがて、就いた仕事で生まれ故郷の日本と、再会した実の父親との狭間で揺れ動く…という、実に深淵なテーマのもと、重厚に歴史の真実を描写した、不朽の名作です。

最初に総合テレビで放送された時、わたしは高校生でしたが、毎回涙が止まりませんでした。
主人公の激動の半生もそうですが、当時、祖国を思いながら無念にも、大陸の地に斃れられた数え切れぬほどの尊い命…
それが事実だということに深い衝撃を受けて、大変考えさせられたのを記憶しています。
それから25年、経過してのアンコール放送だそうですが、図らずもこのような時勢に、より人の絆、繋がりの大切さを感じさせられる作品なのではないかと思う次第です。
(参考)
心して、拝見したいと思います。
今日はこんなところです。