みなさんこんにちは。今日の話題です。

真夏を思わせる陽射しでいっぱいだったとある先日、所用で梅田に出向いた時のことです。
ここはJR大阪駅前。
大阪シティバス(旧大阪市バス)のターミナルがあるのですが、停留所の一角だけに、実に長い長い行列が出来ているのを見つけました。


列の先には「自衛隊大阪大規模接種センター行き」…との案内が。
同夕刊 2021(令和3)年5月24日付け1面より。
全国に先駆けて大阪では、新型コロナウイルスの大規模ワクチン接種がはじまっていました。
当初は「国際会議場(グランキューブ大阪)」のみでしたが、「インテックス大阪」や「マイドームおおさか」などにも次々と会場が開設され、接種のスピードは、身の周りでも徐々に早まって来ているように感じます。


こちらから出ているのは、大阪で最初に開設された「国際会議場」へ向かうノンストップの専用便。ワクチン接種券を持参していると、介添人も含め、運賃は不要。


バスは次々とやって来ます。
それとともに、たくさんの人々が乗り込んで行きました。ここ梅田だけではなく、難波からも同様の便が出ているのだとのこと。

そんな中で、案内の看板に記されたメッセージに胸打たれるものがありました。
感染のリスクも抱えながらの営業、なおかつ、お客さん自体も激減して苦しい状況であるであろうはずなのにも関わらず、このような感謝と労いの言葉を発せられることが出来るとは。

誰もがみな、多少なりとも一連のコロナ禍には
なにかしらのものを背負っているのに、それでも感謝や労いの気持ちを持てるとは。
すごいなあ、こんなことそうそう真似出来へんなあと、少しく胸が熱くなってしまいました。
さまざまな形で、平穏な日々を取り戻そうと尽力されている方々には、心からの感謝の念しかありません。
そういった気持ちを感じ取り、確かめることが出来、ひさびさに清々しい気分になりました。
人を慮ることというのは、実に尊いものです。
今日はこんなところです。