(2018年5月18日分を再編集・再掲)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「泉南市埋蔵文化センター」で開催されている、当地、大阪府泉南市にあった「砂川遊園・砂川奇勝」をテーマに取り上げた「企画展 昭和の一大観光地砂川」を拝見して来たところです。
さまざまな形状をした真っ白い砂地の岩肌がどこまでも続く、実に独特な光景。これが「砂川奇勝(すながわきしょう)」です。
現在では住宅地として開発され、その姿を見ることが出来なくなった…ということですが、
先ほどお邪魔した「文化財センター」の学芸員さんから、いまもその一部が「砂川公園」として遺されているのだとのことをお聞きしました。
頂いた観光地図にも、しっかりとその名の「砂川奇勝」が記されています。
そういうことで、かつて「砂川遊園・砂川奇勝」へ向かう行楽客が通った道のりをたどりながら、その「砂川公園」へ向かうことにしました。
「JR阪和線 和泉砂川駅(同)」の東口を出ると、ほどなく坂道にかかって来ます。
緩い坂道が間断なく続きます。グーグルマップを見ながら向かっているのですが、大きなお宅と沿道の緑の多さとが印象的です。
かつては、森の中の小径を進んで遊園へと向かっていたのでしょうか。
10分ほど坂道を登って行きますと、この大きなため池のほとりに出ました。
いまは灌漑用に用いられているようですが、遊園があった頃には「ボート池」だったものと思しきものです。
他にもいくつかため池があり、それに挟まれたところを進んで行きます。
マンションの向こうには、関西空港へ向かう海上連絡橋もちらと見えます。
駅からは割と標高の高いところまでやって来たようです。
アップダウンのある住宅街の中の道のりを15分ほど進むと、「府道大阪和泉泉南線(府道30号線)」に出ます。
交通量はそんなに多い感じではない道路です。
これを渡ったところ、こんな狭い階段をグーグルマップが示していました…
遊園のあった当時はこれがメインルートではなかったのでしょうが。
真夏を感じるような暑さの中、この階段を下ります。しかし、ここまで大変閑静なところです。
再び、住宅街に出ました。
これは、地図がないと迷います。ここから5分ほど、都合、駅から25分ほど歩きますと…
住宅街の中に、突如フェンスで仕切られた「公園」を見つけました。スマホのグーグルマップも、ここが「目的地」を示しています。
どうやら、ここが「奇勝」の一部が、現在も遺されているという、くだんの「砂川公園」のようです。
静かな公園です。では、さっそく入ってみることにするのですが…
次回に続きます。
今日はこんなところです。