みなさんこんにちは。前回からの続きです。
北区間の開業まで1カ月あまりとなった「おおさか東線」の話題をお送りしています。

やって来ているのは、来月開業する区間にある「鴫野駅(しぎのえき、大阪市城東区)」です。この駅と、ひとつ東隣の「放出駅(はなてんえき、同鶴見区)」との間は「学研都市線」との重複区間となっており、そういった理由で、この駅はすでに営業している駅です。



改札を入りました。開業に際して、さまざまなイベントが行われるようです。9日にはJR西日本のICカード「ICOCA」のキャラクター、あのカモノハシの「イコちゃん」も来駅したようです。

現在、使用されているのは「学研都市線」の「3・4番のりば」のみです。

その「3番のりば」へ向かうエスカレーター、白い壁で仕切られた向こう側に
「おおさか東線」放出・久宝寺方面へ向かう「1番のりば」への通路が隠れています(新大阪方面への「2番のりば」は「3番のりば」と同じホーム)。
これが取り払われると、結構な広さのコンコースになるのではないかと思えます。

「学研都市線」の方は、昼間時には15分間隔での運転がなされています。
「OsakaMetro 今里筋線」と接続している駅ではあるものの、快速列車の停車はしておらず、「おおさか東線」開業後も同様になるとのこと。

「学研都市線」の発車案内の横には「おおさか東線」のそれも、すでに準備万端です。

「調整中」の張り紙がしてありますが、その下には「おおさか東線 放出・久宝寺方面」の文字が透けて確認出来ます。

こちらも「新大阪方面」の文字がはっきりと視認出来ます。
こういったものを見つけるのは大好きです。



先ほども触れましたが、この駅には快速電車は停車しません。
並行する「学研都市線」からやって来る快速と「おおさか東線」列車との接続は、隣の快速停車駅「放出駅」がその役目を果たすことになります。
それも、同一ホーム上での乗り換えになるので、実に便利になります。

「おおさか東線」が発着する「1・2番のりば」、その放出・久宝寺方を向いたところ。「学研都市線」は壁の向こう、右隣を走っています。

その先端部にやって来ました。架線も張られ、軌道もきれいに整備されています。先ほどのホームもですがすぐにでも、営業開始出来そうな感じです。
ではここからは、以前に訪問した際の様子と比較させながらその様子を観察してみたいと思います。

同じ場所から見た、昨年5月の様子。この時点では、軌道上にはまだ枕木やバラスト(道床砂利)などが置かれ、雑然とした様子です。
「学研都市線」上り線が右隣のあたらしい高架線に移設した直後で、架線もきれいさっぱり撤去されているのもわかります。

こちらは同じく、昨年9月の同じ場所。
軌道は整備されてはいるものの、架線はまだ撤去されたままでした。

そこから「おおさか東線」上下線ホームを望む。

同じ場所から見た、昨年9月の様子。
反対側の上り線ホームは工事たけなわでした。

あたらしい架線柱に、しっかりと架線が張られています。

再び、昨年9月の様子。まだ架線の類の工事は何もなされていませんでした。



向こうの「1番のりば」をあれこれ観察してみるのですが、エスカレーターや案内サイン類はすでに完成しています。

またも昨年9月の様子と比較。これから躯体が構築されるという状態でした。

そして、今回の訪問でいちばんの?収穫だったのは間違いなくこれでしょうか。「おおさか東線」バージョンの駅名標も設置されていました!
新駅「じぇいあーるのえ」の文字を見られただけでもうれしいものでした。

他にも、乗車位置サインも設置されていました。
先ほどの駅名標にもあしらわれていましたが「おおさか東線」のラインカラーである、この「ブルーグレー」仕様のものです。

ちなみにこちらは同じホーム反対側、「学研都市線」の乗車位置案内。
ラインカラーは「桜桃色」、先ほどの「ブルーグレー」とはきちんと識別されています。
次回に続きます。
今日はこんなところです。