鉄道コレクション「南海電気鉄道2200系2230型 2両セット」を細見する | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題ですが…
先日、部屋を片付けていますと、少し前に入手したものの、じっくりと愛でていなかった人気鉄道模型シリーズ「鉄道コレクション」の商品がいくつか出て参りました('Д')
そちらを細見してみようかというシリーズをお送りしたいと思います。

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まずはこちら「南海電気鉄道2200系2230型2両セット」(今年2月発売)です。
大阪から和歌山、そして高野山などへと路線を延ばす「南海電車」です。

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パッケージの裏面を見てみますと…

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2両固定編成で、支線系統での使用が主な形式だという旨の記載があります。
そんな中「22000系(角ズーム)」という文言も見られます。

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毎度おなじみ「Wikipedia #南海電気鉄道22000系」より。

手前が「22000系」、奥の二枚窓の車両が「21000系」という形式なのですが、これらの車両は「ズームカー」と呼ばれ、霊峰・高野山へ至る急勾配の多い線路規格の「高野線山岳区間(橋本~極楽橋間)」と、それ以外の平坦な区間双方で使用出来る(「ズーム」とはそのような山岳・平坦区間双方で走行可能なことから「カメラレンズの遠近機能」をイメージした愛称)という車両性能、車長(17m級)を持っているのが大きな特徴です。
「角ズーム」とは、最初に登場した丸っこい「21000系」に対して角ばった車体、ということから来た愛称だったようです。

支線級の路線に車長の短いこの車両を改造の上で転用したのが、商品になっている「2200系2230型」という訳です。

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その「2230型」が運用されている支線のひとつ、「汐見橋支線(しおみばししせん)」に乗車したのを思い出しました。もちろん、2両編成です。

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この「汐見橋線」は、正確には先ほど述べた「高野線」の一部を構成する路線なのですが、列車はすべて「南海本線」とともに「なんば駅(大阪市浪速区)」へと直通しており、それが分岐する「岸里玉出駅(同西成区)」との間の区間運転が行われています。
大都市・大阪の中でも、実にローカルな雰囲気のある「汐見橋線」です。

実際に乗車した際の記録はこちらもどうぞ↓
当ブログ
「なにわ筋線 実現へ前進!変貌するJR難波駅周辺の鉄路を巡る その6」
(2017年5月24日アップ)
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477842251.html

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それでは例によって、商品を細見してみたいと思います。
2両セットで、ともに運転台のついている車両同士が商品になっています。

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これを正面から。正面には貫通扉がありますが、幌はないのですっきりとした印象です(実車を見た時にも感じたことですが)。「22000系」の時代には幌もあり、編成の分割・併合が行われていた名残です。

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まずは「2231号車」から。下枠交差型のパンタグラフが二丁載っています。

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「先頭車両にこの形状のパンタグラフ」というと、個人的な感想ですが、この車両のみならず正面の顔つきが凛々しく感じられます。

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2枚ある客用扉の間には6枚の窓。
17m級という、小型な車両規格ならではのものです。

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これを実車の側面から。
「小型車両」とはいえど機能的でうまくまとめられた設計だなと感じます。

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というのも「南海電車」というと、このように「20m級4枚扉」というのが標準車体なので、この車両の「17m級2枚扉」というのは、その中でも際立つ存在のように感じます。

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続いては「2281号車」。

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編成でペアを組む相棒ですが、こちらにはパンタグラフの類は取り付けられておらず、すっきりとした印象です。

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両車両を並べてみますと、パンタグラフのありなしで結構、印象が異なるのだなと感じます。

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この印象は屋根上も同様のようで…
大型の長方形のクーラーが、規則正しく並ぶ「2281号車(下)」に対し、パンタグラフが2つある「2251号車」の方は、不規則な配置になっています。

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続いては「妻面(つまめん、運転台がついていない側の車端部)」。
こちらもすっきりした印象です。裾絞り(車体の下半身が丸くすぼまっている)がないこともあるのでしょうか。

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ということで、いまや「南海の支線の主役」になった「2200系2230型」を
駆け足で細見してみました。同じ「2200系」は「ネコ駅長」こと「たま駅長(先代は亡くなられましたが…)」で有名な「和歌山電鐵」、また「熊本電気鉄道」へも譲渡されるなど、支線や他社に転じてもまだまだ元気な姿を見られそうです。
南海には、短いながらもこの車両が運用されている味わいのある支線が多いので、またこの車両に乗ってみたいなと感じた次第です。

今日はこんなところです。