「泉南市埋蔵文化センター」で開催されている、当地、泉南にあった「砂川遊園・砂川奇勝」をテーマに取り上げた「企画展 昭和の一大観光地砂川」を拝見して来たところです。























センターをあとに、やって来たのは「和泉砂川駅(同)」です。


さまざまな形状をした真っ白い砂地の岩肌がどこまでも続く、実に独特な光景。これが「砂川奇勝」です。

文化財センターの学芸員の方によると、いまもその一部が「砂川公園」として遺されているのだとのこと。そこで頂いた観光地図にも、しっかりとその名が記されていました。いや、これはぜひ拝見してみたいものです。

そういうことで、かつて「砂川遊園・砂川奇勝」へ向かう行楽客が通った道のりをたどりながら、その「砂川公園」へ向かうことにしました。
「和泉砂川駅」の東口を出ると、ほどなく坂道にかかって来ます。


緩い坂道が間断なく続きます。グーグルマップを見ながら向かっているのですが、大きなお宅と沿道の緑の多さとが印象的です。

かつては、森の中の小径を進んで遊園へと向かっていたのでしょうか。

10分ほど坂道を登って行きますと、この大きなため池のほとりに出ました。
いまは灌漑用に用いられているようですが、遊園があった頃には「ボート池」だったものと思しきものです。

他にもため池があり、それに挟まれたところを進んで行きます。

マンションの向こうには、関西空港へ向かう海上連絡橋もちらと見えます。
駅からはさほど勾配を登った感じはしないのですが、割と標高の高いところまでやって来たようです。

アップダウンのある住宅街の中の道のりを進み「府道大阪和泉泉南線(府道30号線)」に出ます。交通量はそんなに多い感じではない道路です。

これを渡ったところ、こんな狭い階段をグーグルマップが示していました…
遊園のあった当時はこれがメインルートではなかったのでしょうが。

真夏を感じるような暑さの中、この階段を下ります。


再び、住宅街に出ました。これは、地図がないと迷います。
ここから5分ほど、都合、駅から20分ほど歩きますと…

住宅街の中に、フェンスで仕切られた「公園」を見つけました。
スマホのグーグルマップも、ここが「目的地」を示しています。

どうやら、ここがくだんの「砂川公園」のようです。静かな公園です。
では、さっそく入ってみることにするのですが…


広場の大きな樹木の向こうに、なにやら、白い砂で出来た丘のようなものが見えます。


これがどうやら現在に遺された「砂川奇勝」の入り口のようです。
これだけを見ると、なんの変哲もない起伏のある公園のようなのですが…
次回に続きます。
今日はこんなところです。