七草に春バージョンがあるのなら… | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

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朝日大阪版夕刊 平成29(2017)年1月7日付け。
松の内が明けるこの時期、大阪では恒例行事ともいえる、阪神百貨店梅田本店で七草粥の振る舞いが行われたという記事です。数十年続いているという大阪では有名なイベントで、今年も開始から行列が出来、間もなくなくなるほどだったようです。

ところで、春の七草というと…

せり(芹) なずな(薺) ごぎょう(御形) はこべら(繁縷)
ほとけのざ(仏の座) すずな(菘) すずしろ(蘿蔔)

です。これは有名ですよね。諳んじてねと言われると難しいですが(笑)
しかし今日、職場で七草粥について、利用者の方と話をしていますと衝撃!の事実を耳にしました。
 
「春の七草があれば秋の七草もあるよ」
恥ずかしながら、わたしは初耳です。そして、親切にも教えて頂きました。
 
おみなえし(女郎花) おばな(尾花) ききょう(桔梗)
なでしこ(撫子) ふじばかま(藤袴) くず(葛) はぎ(萩)
 
だそうです。
そのラインナップ?を見ると、当たり前ですが秋のものが多いですね。

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そのうちのひとつ、なでしこ。線香花火を思わせるような可憐な花です。
「Wikipedia #七草」より。

ただききょうやなでしこなど、そのようなものを果たして口にすることが出来るのか?と思い、さらに調べてみたところ…

春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特にない。秋の野の花が咲き乱れる野原を「花野」(はなの)といい、花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われていた。秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく観賞するためのものであり、ゆえに「秋の七草がゆ」というものも存在しない…
(出典同

ということで、通りで「秋の七草」などと称して食べる習慣を聞いたことがないはずです。食べるのではなく、愛でて楽しんでいたということで、古来には実に風流な習慣があったのですね。

秋にも七草粥を食べることがあるのか!とばかり考えていたので、そんな風流なことなどつゆ知らずでした(笑)勉強になりました( ゚Д゚)
春の七草が過ぎると正月気分も霧散?する頃、これで、普段の生活がようやく再開した気がします。

今日はこんなところです。