表題の旅、旭川からの第2日目がはじまりました。

「旭川駅」を出た2両編成のディーゼルカーは、起伏の少ない「富良野線」を悠々と進んで行きます。水田が広がり、穏やかな印象を受けます。

まさに「春真っ盛り」という光景が続きます。西神楽駅(にしかぐらえき)にて。

沿線は住宅が林立していまして、それゆえか駅間の距離は短く、少し走ってはこまめに停まる、という感じで、部活動へ向かうと思しき学生が各駅からちらほらと乗車して来ます。「日曜日の朝」という感じはここでも同じです。

ところで、昨日からたびたび車窓に現れるこの植物なのですが…

「フキ」のようです。
一般的には、人間の背丈を超えるような巨大なものをイメージするのですが、これは手軽?な感じですね。いらぬ心配ですが、やはり食べられたりするのでしょうか。
千代ヶ丘(ちよがおか)にて。

旭川の市街地を抜けますと、徐々に田園地帯が広がって来ます。

長閑な風景の向こうに、雪をかぶった山々がはっきり見えて来ました。
方角から推測すると「旭岳」(2,291m、大雪山系のひとつ)でしょうか。きれいですね。

雪山にみとれていますと、シラカバ林の中を駆け抜けます。その間から朝日が差し込み、実に「北海道らしい」という光景が展開されます。

30分ほど走り「美瑛駅(びえいえき、上川管内美瑛町)」に到着。
旭川からこの駅までは、おおむね1時間に1本程度、列車が設定されています。
まだ朝の8時過ぎなのですが、観光客と思しき人々がざっと下車して行きました。

「対向列車の待ち合わせ」ということで、この駅でしばし停車。
列車の最後尾に行ってみました。開放されているドアから、少し冷たい風が吹き込んで来ます。

ほどなく発車。単線のレールがどこまでも続いて行きます。

美瑛を出ますと、車窓にますます緑が濃くなって行きました。
ここからは、朝日を浴びて輝く田園風景をご覧ください。



すでに田植えが終わった田んぼが美しいですね。


「空知川」を渡りますと、「まもなく富良野」と車内放送が入りました。


旭川から1時間ほど、道内随一の人気観光地「富良野」の玄関口、「富良野駅(ふらのえき、上川管内富良野市)」に到着しました。
車窓の美しさ、変化の多さに感嘆しきりで、心地よいスタートになりました。
ここでいったん下車、改札を出てみることにしました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。