「愛・地球博(愛知万博)」、その「瀬戸会場跡」(愛知県瀬戸市)に整備された「あいち海上の森(かいしょのもり)センター」で「里山散策」をしています。

さて、前回にたどり着いたのがこのユーモラスな意匠の「繭玉(まゆたま)」なる建物です。会期中、ここを訪問した折から気になっていた建物なのですが、当時訪問した際には「団体行動」だったので、ここには入ることが出来ませんでした(汗)
ですので、「11年越しの初訪問」ということになります。
内部を拝見するのを楽しみにしていました。

「繭玉」入り口の様子です。
これは意表を突かれました。ありそうでなさそうな「木の枝の取っ手」です。
左右非対称で、少しゆがんでいるのがご愛嬌ですね。
さっそく中に入ってみることにします。

内部は部屋がいくつかありまして、これは入ってすぐ左手の部屋です。

いい感じの天井、竹の枠組みです。内部は「和風」だったのですね。
夏などは風通しが良さそうに思えます。


この雰囲気はいいですね。落ち着きます。


この「繭玉」ですが、最大の特徴はやはり「丸っこい外観」だと思われます。
それゆえ、建物内部を観察してもカーブ状であるのがよくわかるのですが、不自然さを感じさせない「自然なつくり」のように思えます。
一度はこのような家に住んでみたいものです☆

また、このような説明パネルもありました。

「史上初の環境万博」という大々的な触れ込みがなされていた「愛・地球博」を体現している、とでも言いましょうか、会場のあちこちで盛んに見られた「間伐材の活用」でこの「繭玉」はつくられたようです。

「されど間伐材」といったところでしょうか。さまざまな用途があるのですね。

「11年越しの初訪問」を果たせました。これが「目的のひとつ」でもあったので、無事に訪問することが出来てよかったです。
そういうことで帰路についたのですが、道すがらでは「イノシシの目撃例」が多発しているとのことで、少々びびりながら早足になってしまいました(笑)無事でしたが…

「窯の歴史館」を通過。「瀬戸物」の歴史を体感することが出来ました。

ところで、遊歩道の途中でこのような光景を多々見かけました。

「土留め」です。
「石で土の斜面を固めている」というのはよく目にするのですが、これには網が張ってあります。私見ですが、この方法では強度がありそうな気がします。
また、網が石をカバーしているおかげで、石垣として使用するのにはでこぼこしている形状の石でもこのように使用出来るのかな、とも感じます。

なかなか、感心させられることばかりの「里山散策」でした。
当時はここまでの視点で見てまわることは出来なかったですし、定点観測も予想以上に出来て実に楽しい散策でした。
さて、ここからは再度、徒歩移動です。
「あいち海上の森センター」の前に訪問した「愛・パーク(瀬戸万博記念公園)」へと戻り、「コミュニティバス」に乗車する予定にしています。

急ぎ足でもって15分ほど、バスの時刻には余裕で間に合いました。


乗車するのは「12時27分発、宝ヶ丘町経由瀬戸駅前ゆき」の便です。
しかし、この「コミュニティバス」、ここまでやって来るにもでしたが、最寄の駅までは徒歩で30分ほどかかるそうなので本当に助かります。

ほどなく「コミュニティバス」が到着。さらに先へと進みます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。