みなさんこんにちは。
「通勤途中で目についたポスター類を取り上げる」シリーズをお送りしています。
意外にネタがたくさんありまして、なんだかつなぎ企画でなくなって来たような(笑)
今日はこちらです。

大阪・名古屋から北陸方面に向かう特急「サンダーバード」「しらさぎ」での「車内販売」が廃止になる、という残念な告知です。
先日取り上げました「北陸新幹線開業」と関連があるのか否かはわかりませんが、
旅情を感じさせる風景がなくなる、ということで残念に思います。
「車内販売」の撤退は今に始まったことではありません。
駅構内の「売店」、あるいは最近では「コンビニ」の充実などで、「車内販売」よりも
品ぞろえのいい商品を、時間がなくても安く購入出来るということ、また、「車内販売」に従事する従業員の方々の人員確保、大変な労力に見合うだけの収入が見
込めない、という事情もあるようです。
「時代の流れ」と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、やはり「車内販売」という
のは個人的には「大変助かるもの」と、わたしは思っています。
夕食時など、売店で弁当を買って列車の待ち時間に「弁当やビールを傾けたらア
カン!」とか「ビールが泡だらけになる!ぬるくなる!」とかいうことを気にせずに、
特に「サンダーバード」の場合は、北陸名物「ますのすし」と缶ビールを車内で座り
ながら購入し、一献やりながらほろ酔い気分で帰阪する…というのは何とも言えない充実感のようなものがあります。
(よしんば売店で購入したアルコールが切れても、すぐ補充出来るということも笑)
なので、「車内販売がある」、ということはとても「安心感」がありますし、「車内販売
を行っている」ということを「ステータス」にしている鉄道会社も存在しています。
例を挙げますと「近鉄特急」が、一時廃止していた「車内販売」を一部の列車限定
ですが復活させたり(復活した後所用で乗車しましたが、廃止以前に販売されていた懐かしい「幕の内弁当」を購入することも出来て感激しました)。
「近鉄特急」では、かつて「スナックカー」で「車内での供食サービス」を行っていた
実績もあってか、現在超人気の特急「しまかぜ」でも「供食サービス」を提供したりと、かつての「プライド」のようなものを大事にされているように感じます。
「思い出」ひとつ取ってもいろいろありますが、「時代の流れ」でのものあり、「復権」を掲げることもありと、真逆のことがあったりするので、注目される分野でもあるの
ではないかと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。