話はさかのぼるが..

 

あの子の日本への転院が決まってから

一年近くマクドナルドハウスでお世話になった。

 

マクドナルドハウスとは子供の入院に際し

自宅から通えない、遠方からの入院の家族がお手頃に宿泊できる

素晴らしくありがたいコンセプトの施設。

 

マクドナルドの常連ならレジのところに募金箱があるのは

もしかしたらみたことがあるかもしれない。

 

じつは世界中にある。

あの子の生まれた上海にもあった。

 

宿泊は1日に、1000円とリネン代260円でお風呂もトイレも各部屋についている。

困ったのは..おふろ上がった後に気がついた。

 

タオルがない。

 

ホテルじゃないから。

マクドナルドハウスのおかげで同じ病気の子供を持つお母さんと

知り合う機会も増えた。

子供に関する医療知識もすごかった。

が、みんなとても若くて..

完全にその輪に入るのは..気が引けた。

 

そしてその中の子供の誰かがいつ急変するか..

最悪..亡くなって..

一緒に震える運命共同体のような存在にもなる。

明日は我が身。

人ごとじゃないことだから。

 

居心地が良くて結構長居してしまったが、病院の近所に

落ち着ける物件を見つけたので自主的に出ることにした。

 

いや、心臓移植を機会を待てずに死んでしまう子供がまた..

と思うと、、怖かったのもある。

 

 

出入りするスタッフの人間関係に敏感な人にも

ちょっと色々見えてしまって辛くもある。

 

 

ま、人間だもの。

 

 

施設では運営のための募金や、生活をするための物品などを常時募っている。

使い捨ての箸とか、簡単調理できる物や冷凍食品は

忙しいお母さんたちには人気ですぐなくなる。

各マクドナルドハウスにウィッシュリストがあるが

迷ったら電話して直接必要なものを聞くのもOK

直接施設に行ける方はマクドナルドハウスのオリジナルグッズを買うという

チャリティー方法もあるので是非。

 

 

まだ叶えられていないけどハウスに

マッサージチェアを寄付したいと思っている。

心身ともに母たちはぐったりなのだ。

 

でも業務用でないものをそういう施設においた場合..

故障したときのメーカー保証が効かないらしい..

 

なんとかならんか?

 

そんなに1日何十人もで使うものでもないのだけど。

 

 


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